[020209]
PC110に載せる「読み上げ」ソフトで、迷ってます
昨年末から、色々と「読み上げ(音読)」ソフトを物色して来ましたが、PC110で上手く使えるソフトで、なかなか良いのが見付かりませんでした。
が、お試し版で"お試し"しながら、やっと、"これなら、我慢できそう"というのが、ピックアップできたので、思い切って購入しました。(勿体ないなぁ)
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購入ソフト
1.ドキュメント・トーカVer.3.5(\7,800)
開発:クリエートシステム、販売:富士通中部システムズ)
「眼の助」の富士通東北海道システムエンジニアリングとは別会社みたい
問い合わせには未だ回答来ず。(問い合せを出したのがバタバタの年末だったせいかなぁ)
2.スマート・トーカVer3.0(\12,800)
開発、販売:沖電気工業、販売:大手家電/PC販売店
どちらも、クリップボードにコピーした内容はちゃんと読んでくれるのですが、それぞれに長所短所があって、最終的にどちらを載せるか迷っています。(両方載せられればいいのですが、メインCFの容量不足が深刻)
現時点では、「ドキュメント・トーカ」を載せる案に、傾いていますが。
それぞれの特徴
ソフト | サイズ(下図) | 声の質 | 操作性 | サポート |
ドキュメントT | 24MB | 巻き舌? | 良 (でもユーザ辞書開けず) | Eメールで可 |
スマートT | 60MB | まあ、滑らか | メニュー窓、大き過ぎて不可 | 暖簾に腕押し |
サイズについて、左/下図の如く。
これらは、TSUCHYさん作の
FileSum Ver1.05で採取。
声の質について、ドキュメント・トーカでの、読み上げ音声の例-5。
(PC110、TP560E間ケーブル直結で録音)
スマート・トーカの方は、省略。(以前、音声サンプルがあったが、現在なし)
操作性については、色々ありますが、ドキュメント・トーカの方は、「ユーザ辞書」が開けません。(これは、当PC110のメイン・メモリが12MBと少ないせいか?)だから、現状では辞書整備は、別機種でやらざるを得ません。(トホホ...)
スマート・トーカの方は、「設定」用の小窓(?)が、縦およそ700ドット長固定で、しかも「OK」ボタンが最下部にあるため、VGA画面では設定が極めて困難。(SVGA画面でも、下が切れる。スクロールもできない珍奇な作りです。TP701Csの表示モード参照)
サポートについては、こうしたソフトは"開発に手間暇が掛かる割には、儲けが薄い"と思われますので、ユーザ想いのサポート(!)はあまり期待していません。
勿論、どちらも質問には応対してくれますが、富士通中部システムズさんの方は、メールでの応対ですがなかなか好感が持てました。他方、沖電気工業さんの方は、フリー・ダイアル(電話)だけなので、"お話し中"だったら為すすべ無し。
(そのスマート・トーカには、小さいが明らかな「バグ」が存在します。[毎回、立ち上げ毎に、縦約700ドット長の小窓(!)で、設定のし直しが必要になります] しかし、バグは"知ってはいるが、何もしません"とのこと。"嫌なら買うな!"とは言われませんでしたけど)
当初の狙いは
「クリップボードの読み上げ」でして、これはテキストで丁寧に書かれた内容をじっくり読む(いや、聴く)のにはいいのですが、はっきり言って、"検索"や"つまみ食いネットサーフィン"には向きませんね。
コピーすべき場所を選ぶのに、眼で探し回るので、反って眼が疲れます。
"検索"などの場合、"カーソルを置いた箇所から後ろを、(コピー操作無しに)自動的に読み上げてくれる機能"があると大変便利なのですが。
(実は、そんなソフトを一度見掛けたように思ったのですが、見失ってしまいました。残念!)
操作性
どちらのトーカも、OCXなどが提供されているようなので、自分でVB(ビジュアル・ベーシック)でも組めれば、"好みの操作ができるのに!"と思うのですが、VBは高価だし、やる気も細い(?)ので、ただ嘆息(フェー)。
もう、今のCPUパワー(数百MHzクラスのこと)や豊かなリソース(HDD、メモリなど)からすれば、滑らかな音声の発生などは"へのかっぱ"でしょう。後はどんな場面で、何をどのように喋らせるか、ですかね?そういった意味からも、操作性は重要な項目だと思います。
それはそうなんですが、リソース貧乏PC110使いからすれば、贅沢は言い/言えません。今の音質でいいから、もう少しだけ使い勝手がよければ、それで十分満足です。
でも、どちらのソフトも上記のように、それぞれ問題があるので、迷って考え込んでいるわけです。
再生系
PC110の内蔵スピーカは、音が右方向に逃げてしまうので、話し声のように平均音圧が低いと、やや聴き取り難いですね。
右手で反射椀(パラボラ?)を作ってやると、結構大きな音で聴く事ができますが、何時までもそんな格好をしているわけにはいきません。それで、今はアンプ内蔵スピーカ(電池式)を使っています。
雑談
どちらのトーカも、律義に「ト・ト」と重ねて発音するようになってますね。(不思議!)
後日検索する時、試しに「ドキュメントーカ」、「スマートーカ」とやってみよったら、ヤッパ出てこんかった!
尚、「Talker」を「トーカ」のように書くのは、「memory」を「メモリ」と書くのと同じ書法ですが、発音の際には、後ろを(ーを入れて)やや引き気味にして頂くと、大変結構です。(でも、「コピー」は「コピ」とは書きませんので、悪しからず!)
こんなのを、ある生真面目(?)なアナウンサが、そのままブツリ、ブツリと切って読んでいるのを聴いて、異様な感じに襲われた事があります。
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