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[131217]

SATA-HDD 640GBジャンクを、調べてみた

先日、ヤフオク!で落札したTOSHIBA MK6475GSX (容量640GB 2.5SATA-HDD)、当初は「SMARTエラー」が出ていて何処かに欠陥でもあるのかと調べてみた。
本体に、LaVie LL750/F(FDD内蔵型)などを使って、「HDD Regenerator」や「HDAT2」で調べた。(左写真クリック)

しかし、“有るはずだ”と思い込んでいた「欠陥セクター」は、只の1個も見付らず。
ところが、あちこち眺めている内に、時折、大変興味深い値=2.56TBが、現れて来るのに気が付いた。
これは、美味しい話だ!...でも、上手く“Fix”出来ないし、32bit Windows OSも、まともに組み込めない!(つまり、まだ上手く使えていないのだ)
何とか、2TBをものにしたいと頑張っているのだが...今の処、使おうとすると、最後は640GBに戻ってしまうようだが...

...が、これはどうやら、幻だったらしい。(苦笑)
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最大容量は?
延べ約2日掛かりで、「HDD Regenerator」(試用版)を走らせてみたが、最後まで無欠陥・無修整で走り切ってしまった。
(このプログラムは、欠陥を見付る毎に、それを自動的に修復してくれそうだが、試用版は1回こっきりで終了してしまうとのこと。欠陥が複数あれば、何度もリセットし直して再検索させる必要があるらしいが、今回は幸運にも、それをする必要がなかった!)

次に、「HDAT2」を使ってみた。
実は、HDDそのものや「HDAT2」に関する詳しい知識があれば出来るのだろうが、表示されている“情報の意味”や“操作方法”が良く分からず。
適当に操作していたら、最大容量が、2.56TBと出て来て吃驚!(左写真)

実最大容量は、確か640GBだったはずだが、何処でどう変化したのか、良く分からない。(左上写真<クリック>)
しかも、“PASSWORD+LOCKED”や“SMART ERROR”などが表示されていて、それが“致命的なのかどうか”も分からないので、只管、弄くるだけの状況。

うそ?ホント?
ここで、現れた“2.56TB”が実際の値なのかどうか、「LBAセクター」の数字から検討してみた。
 総セクター数:1,250,263,728 は、下の549.76GBのセクター数:268,435,455 の約4倍だから、ほぼ整合性はある。(左写真)

ところが、「HDAT2作者のHPの画面例(左写真クリック)から、250GBが488,397,169セクターだとしたら、1,250,263,728セクターは2.56倍だから、容量も640GBだということ。
つまり、ここの表示値2.56TBは、幻だ...ってわけだ。

外装に表示された最大容量と、実容量とが異なっていて、改造して容量増大が図れたHDDもあるので、このジャンクHDDにもその可能性を期待したのだが...

セクタ・サイズは?
本当は、最初からじっくりと表示データを見て来れば良かったのだが、何がどう違うのか見れば、真相が分かったかも。

実は、同じ1,250,263,728セクター数に対して640GBと2.56TBとの違いは、左写真と<クリック>に見られる「物理セクタ・サイズ」に原因があった!
「物理セクタ・サイズ」が、標準では4096Bであるのに、2.56TBの方は2048Bしかない。

(あまり良くは知らないが、)最近の大容量HDDでは、2048Bのセクタ・サイズはもう採用していないらしいから、明らかにこの方がオカシイわけだ。(つまり、「HDAT2」の誤報だってことかな?笑)
だから、2TBは、“”だったこと!orz

実用性は?
では、このSATA-HDDを、640GBで使おうとして、WinOSを組み込もうとすると、なぜか上手く行かないのだ。

WinXpは、早い段階で、「致命的エラー」で停止してしまう。(先日の例
WinVistaWin7では、インストールの最終処理の辺りで、全く進まなくなる。(何時まで待っても、終わらな〜い!)
更に、何度も、第1パーティションを、BIOS上限の137GB以下にしたり、あるいはその前後で試したけど、結局は組み込めず。

HDAT2」で調べても、エラーは色々出ているのだが、(OSが組み込めない)原因が(知識不足で)良くワカラン!(左写真&クリック)
この調子だと、これがちゃんと使えるようになるまで、どれだけの手間が掛かる事やら...

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