[040907]

TP240Xのバッテリが、改修できました.

先回不成功だったTP240用バッテリの改修、今回ケースを替えて先回と同じセルでやってみたら、成功でした。
この(適合セルの入った)バッテリを都合して下さった
ぽんたさんに、改めて感謝![(_"_)]

結果、充電約120分、放電約50分でした。中古セルですからまあ妥当な値ではないかと思います。

成功の理由は定かではありませんが、ケースを「叩き割り方式」から「切り裂き方式」に代えたのが良かったのかも。
(先回ケースを叩き割った時、コントロール基板をルーペで眺めてもこれと云った破損箇所は見当たらなかったのですが、恐らく打撃で何処かが損傷してしまったのだろうと思います)
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殻割り.
バッテリ・ケースの殻割りは、普通、内部のセルに強いショックや変形を与えないようにカッターナイフなどで(静かに?)行うべきらしいです。

しかし、当苑では危険も顧みずもっぱら金槌で叩いて剥がす方式を採っています。

これは、運が悪いとセル爆発の恐れもある大変な危険方式なのですが、その代わりに運が良ければ糊代が残せるというメリットがあるんです。セルを入れ直した後、蓋をする際素直にカパッと嵌め込めるってわけ。
(左の写真は、TP600用のケースで糊代を残した例)

不幸にも先回のTP240用のバッテリ・ケースは、その金槌叩きに降参してしまい、へちゃげやひび割れが酷くて、見るも無残、使うも無様!

今回はその糊代を残す方式は諦め、ナイフで切り裂く事にしました。でも少しは残せないものかと、糊代が剥がせる所以外は斜めに切り込んでみました。(でも、あまり効果は無さそう。どうせ、最後は留め用テープが必要)


残したい糊代の細い部分(上の右端写真赤丸印)が裂けてしまいましたが、全体的にはまずまず奇麗に裂けました。(こんなのでも、上手く行くと嬉しいものです。w(^-^;)

セルの交換.
セルは先回の残りでやってみました。これらは、先回一度試したけど駄目な結果だったものです。
今度も駄目かもしれないなぁと思いながらも、何時もの調子=ダメモトで。

両端部の+,−リードは元から付いていたSUS板を使いましたが、各セルからのリード線は極力細いものを使いました。このせいで、蓋が浮き上がっても面白くないから。(この線は電圧検出専用で、パワーの需給には使っていないので細くても構わないはず。多分?)
両蓋を合わせた後、側面をメンディング・テープで留めて、目障りにならないよう工夫してみました。本体への装着も問題無し。

充放電の様子.
充電は当初随分ゆっくりに感じましたが、ほぼ2時間掛って満充電。どうやら、上手く行きそうです!(^o^;b
放電の方もそこそこ頑張っていて、表示輝度最大で、残量10%になる迄約55分間保持できました。

基本的には、これでいいのですが、本体動作中に放電末期状態からACアダプタを付けて充電しようとしたら、一向に充電が始まらないという問題が出て来ました。

一度電源を落として本体を非動作状態にし、ある程度充電が始まったかな?と思うような状態からでないと、充電を始めないようです。(勿論、BBenchの充電カーブも描けません)

充電途中でも同じような状況で、左上図にACアダプタを途中で16V,2.2Aから16V,3.36Aに付け替えたために充電が止まってしまった痕跡が残っています。そこでは止むを得ず一旦電源を落として、暫らく本体停止状態で充電してから再度立ち上げて、充放電カーブを描かせました。

暫定結論.
上記のような問題は残っていますが、今の処使用上での支障は無さそうです。(充電もそうですが、特にPC放置でバッテリが放電し切るのをじっと待ってるのが長いこと、長いこと!高だか1〜2時間なんですがねぇ)

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