[040812]

TP240Xのバッテリを、改変しました.

(せん)立って「表示」を改善したTP240X、今度は、まだ活きているはずのバッテリが突然ダウン。充電5分・放電5分になってしまいました。このマシンは、30分位のバッテリ運用を予定していたので、これでは困ります。

セルを交換して快復を目論みましたが、良い方で充電30分・放電15分にしかならず。おまけに、殻割りを例の叩き割り方式でやったら、ケースが予想外に弱くてボロボロになるし、下腹は膨らんでくるしで、やれ苦し!
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殻割り.
今回のケース殻割りも叩き割り方式でやったため、必要な部分がひび割れるやら、ガイド溝が潰れて本体に挿し込めなくなるやらで、散々でした。このケースには、叩き割り方式はまったく馴染まないようです。

このケースは開けてみて分かったのですが、まず長辺をカッタ・ナイフなどで丁寧に割る/剥がすべきでした。その後で両短辺を攻めると、何とかなりそう。 しかし、セルを止めている両面接着テープがかなり強力なので、剥がすのに梃子摺ります。薄いドライバなどを挿し込んで、強引に抉(こじ)るしか手は無いかも。

セルは、いずれも相当"不満が溜まっていた"と見えて?かなり腹が膨れていました。その内の1個は特に酷かったですね。もし、このまま使い続けたらきっと爆発か。そのせいか、外したセル単体に蓄まっていた電気量は、随分多かったです。試しに12V球を繋いでみたら、長い間煌々と光ってましたから。(で、それを3回やりました。(T_T;)

セル交換.
入れ換え用のセルは、ぽんたさんに教わり&ご無理をお願いして、FMP-BP10のジャンク品(\199+送料)を入手して頂きました。感謝![(_"_;]

このケースの方は、何の気兼ねをする事も無く、ニッパで千切りながらバリバリ剥がしました。中には異常な膨らみも無い奇麗なセルが6個、2個ずつパラで3組直列になっています。
これらの端子のベロを適当長に残しながら、ショートさせないように注意して1個ずつにばらしました。下手にショートさせると、付属温度ヒューズが飛んでしまい厄介な事になるからです。(実は、TP240用旧セルを外した時、2個共簡単に飛ばしてしまいました)

それらを改めて、1個ずつ直列になるよう+−の向きを確かめながら、残したベロ同士を半田で接続して行きました。(尚、途中のセル毎の検出ラインはビニール線で代用)

配線後、カバーを被せようとしたのですが、割れた箇所があってどうにも収まりが良くないです。兎に角、無理矢理被せて、テープで仮止め。
本体に収納しようとしたら、横の溝が潰れているせいで堅くてなかなか入りません。ナイフで削って溝を広げる作業を数十分。(ちょっと、嫌になって来た...ま、我慢々々)
本体にも、やっと何とか入ったようです。(しかし、何故か下腹が膨らんで来ました。左最上部の写真)

充放電.
一応は充電を始めたので多少機嫌を直したのですが、"いざ!放電"となると、これが15分以上保たないようです。



そこで、もう少し詳しく見たいと思い、海人さん処BBenchを使わせて頂いて、ログを採ってみました。(感謝![(_"_)])

結果は左図の如くで、充電カーブは比較的それらしく上がっています。しかし、放電の方は味も素っ気も無い落ち方ですね。原因は、やはりセルの寿命?
(うーん、でもこのグラフを見ていると、一概にセルが悪いようにも思えないのですが...もしかしたら、コントロール回路との相性不一致でもあるのでしょうか?)

繰言.
過去の事例から、今回もセルは6個もあれば十分だと思っていたので、購入は1個しか予定しなかったのですが、後で余分にお願いしとけば良かったと臍を噛んでます。が、もう店では品切れのようです。(過ぎたるは困れど、及ばざるもまたもどかし)
まぁ、次のチャンスを待ちましょう。

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