[040430]

2台目TP600の、バッテリを修復しました

以前、メインTP600のバッテリは、作業中に電源コネクタが引っこ抜けたりした場合の電源保持用として必需だったので、一度失敗した後、活きているケースを中部ノートセンターさん処で買い足して何とか使えるようにしましたが、今回のは、単にLEDのチカチカが目障りだっただけなので、ごく質素(?)にやろうと思っていました。・・・ ですが、結局は大袈裟に。

バッテリは、ちょっと低出力(1250mAh)のを2本入りを3個買いました。((\420+税)*3+送料) その中にセルが2個ずつ小ケ-スにきっちり入っていたので、取り出すのにケース外枠金鎚叩きが小ケース3回(それに大ケース1回)で小計4回。更に大ケース裏蓋の方も開けましたので計5回。(ふーっ、疲れた)
こじ開けた裏側の制御回路に、温度ヒューズを付け足したら、何とか充電が始まりました。
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取り出したセル.
あーっ!失敗しました。2個入りバッテリのカバーを剥いだまではいいのですが、PC110で充電試験をした後、放電試験をせずに剥いでしまったんです。

カバーを剥いだ後ニッパの先がセルに当たった時、パチッと火花が飛んだので気が付いたのですが、このままで半田付けするのは、甚だ危険です。

(ケースを剥いでしまったので、PCを使って放電する事ができないではあ〜りませんか! ・・・ 止む無く電球で放電させましたが、こんな時には何と保ち時間の長いことよ!)

セルの接続.
セルを交換し、接続は元と同じ(左図)ようにしました。
その結果ですが、バツ×!端子に電圧が出ないし、TP600に装着してみたけど、以前と変わらぬ"異常表示"でした。

セル相互の接続は間違っていないので、どうやら制御回路の不良らしいのですが、もしかしたら温度ヒューズでしょうか?
1回目の失敗に懲りて情報を探していたら、Eugeneさん処で実例を発見。 これが参考になりました。感謝![(_'_)]

温度ヒューズ.
大ケースの背蓋を(金鎚で叩き)剥いで調べると、やはり温度ヒューズが切れているような風情です。
Eugeneさんは、セルを外した残ケースの中のヒューズで代用されたそうですが、それを真似させて頂きました。

でも、こちらのバッテリは18650セル2本入りと言っても2本直列の形式なので、多分ヒューズの電流容量などは半分以下のはずですねぇ。まぁ、ダメモトで付けてみました。
ヒューズの半田付けは3箇所あるようですが、先達を真似て直線部2箇所を繋ぐだけにしました。(これでいいのかな?)
(2本は失敗しました。恐らく、60W半田鏝の熱で温度ヒューズが溶けたのでしょう。・・・ 最後の1本で、成功!)

ファイナル.
ヒューズ切れなどで、何度もバッテリ・パックを入れたり出したりして試していましたが、最後の温度ヒューズ交換で、やっとTP600のバッテリLEDが点滅を止めて"充電中"の表示になりました。

でも、なかなか満充電になりませんねぇ。先刻の電球での徹底的(?)"完全放電"がアダになったかな?
(約3.5時間ほどで、やっと100%になりました。さーて、今度は過剰充電に気を付けないといけません)

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