[020103]

TP701Csのサウンド部が、直りました.

蛍光管を替えて明るくなったTP701Csの残っていた懸案事項(残夢参照)は、"サウンド出ず"でした。
これを直すには、その前に解決すべき課題がありました。
手前キーボードの下の小ビスを外すためのT1トルクス・ドライバの入手です。

でも、ネジ頭の孔をルーペでよく見ると、どうやらかなり孔が潰れていて、元はきっちりした星型だったのでしょうが、今では六角形になっています。これなら、もしかしたら角型のドライバを用意すれば、いけるかも知れません。
そこで、余っているドライバでやってみました。
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工具を作ろう.
マイナスの時計ドライバを、平ヤスリで四角型に削ります。
バイス(万力)で挟んでやるのですが、ちょっと削ってはルーペで確め、時々バイスから外してビスの先にあてがっては、削ること数十回。段々先が短くなって来ましたよ。

ちょっと太めかな?と思う所で止めました。それを、グッとビス頭に押し込んでやると、何とか嵌まり込んだようです。(変な連想をしてはいけません)
力を込めながら、そっと回したら、"回った!" 後は、そろりそろりと...

ビス全部を外す.
裏側のネジを回すのに、手持ちのT5トルクスも、そのままではちょっとまずい(本来はT6)ので、先を少しヤスリ掛けしました。(面白い事に、ドライバとビス孔のサイズがピッタリ合うと、あてがった時、吸い付いた感じがしますね)

キーボードを外し、内部の上部基板を抜き出して(コレ、結構ムツカシイ!デモ4カイモヤッタ)、裏返して見ると、バッテリの電極部やその付近に、緑青が付着しています。まあ、これが音の出ない原因でも無さそうですが、好ましくはないので、カッターナイフで掻き落としておきました。

出力ジャックがいかれてた!
じっくり調べてみると、外部出力のジャック部の一つの舌片が、本来はくっついているべきなのに、少し離れています。サウンド信号は、この接点を経由して内部スピーカの方へ行っているようです。
この舌片、戻そうにも隙間が無い上に、バネが効いていて、戻りそうもありません。こうなったら、最後の手段!端子間を、線を半田付けして、繋ぎました。(しかし、接続の組み合わせが分からず、試行錯誤4回)

結果は?
見事、内部スピーカから音が出て来ました。しかし、線で繋いでしまったせいで、外部からプラグを挿し込んでいても鳴ります。これは仕方が無いですね。"まあ、いいや!"
後は、キーボードなどを元に戻して、おしまい!(でも、閉じるのも結構面倒です。注意しないと、嵌め忘れた部分があったりして)

あーあ、やっぱり出て来てしまった。爪の欠片が!でも、これが直ったサウンドの代償なら、まあ許せるかな。(ん?だめ?)
厄介物の平ビスは、並みの+ドライバで回せる1mmφのビスに替えようと思ってます。(黒色があればいいのですが...)

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