[130819]
FMSでAERO CHOPPER用コントローラを、試した
(今回は“である”調で、) FMS用コントローラとして使えるかな?と思って、Futaba製Flight Simulator CONQUEST(RC AERO CHOPPER対応)というのを買った。(\1,060送料込み)
このジャンクは五体満足で、埃を落としたら外回りは、なかなか綺麗に♪(左写真)
これをFMS(Flight-Model-Simulator)で使える状態にしたいが、シミュレーション用出力が通常のPPMやPCM方式とは違うようなので、一筋縄では行かない模様。
それで、“ハードウェア改造”と“支援ソフトウェア探し”の2面から考えてみた。
ネットを調べ廻ったら、あるForumのMr.Wombleのコメント(Thanks!)から、PPJoycom.exeというドライバ?を入手すれば、このコントローラのままでも、FMSが使えるらしいとの話だったので、探したら、運良く見つけられた。(実は、すぐ傍にあったのだが...苦笑)
で、そちらの方で、整備が完了してしまった!(ハードウェア改造は、中止?延期?)
それでの操作例を、左上写真<クリック>の動画に。(YouTube動画)
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準備と検索
これの元の入出力端子は、D-SUB 25ピンのシリアル端子(RS232C)で、今時のPCには繋げられないので、早々に、D-SUB 9ピンのプラグ(メス・プラグ+カバー\160税込み)に替えた。(左写真)
この本体には、元々“電池入れ”や“電源用コード”などは、無しのスカンピン♪
電源は、RS232C線の一つ(±5V〜±15V)から貰って、ツェナー・ダイオードで+5Vを作り、ICsに供給するスマートなスタイル。
これのソフトウェアを探すのに、始めは“FUTABA CONQUEST”などで検索したが、成果は挙がらず。試に、筐体裏面にあった“AERO CHOPPER”で探したら、英文のものが見付かったので、検索の際は、こうした“呼び名”も役に立つようだ。(左/上写真<クリック>)
PPJoy
「PPJoy」に狙いを付けて、ネットを探し回ったが、“小銭稼ぎサイト”のものばかり(つまり、何かのシェアウェアとの抱き合わせでしかダウンロードさせてくれないとか?)で、うんざり!
ところが、あるサイトで、“「SmartPropoPlusのサイト」にあるよ!”ってコメントを見掛けて、“何だ?!それなら、先回既に頂いてるぞ!”
自機の貯蔵庫を調べたら、必要なPPJoycom.exeもちゃんとあった♪(左図<クリック>)
「コントローラ」をシリアル端子に接続して、それ(PPJoycom.exe)を働かせたら、[Virtual Joystick 1]の[serial protocol]に...[Aero Chopper serial]が、出て来た!(左図)
(試に、Beep音を聴いてみたら、スティックを動かすと、微妙に音が変わるので、上手く動きそうな感触!)
最終的に、コントローラ(のハードウェア)を、改造することなく「FMS」で使用出来ることが判った!万歳♪
尚、これを使う時は、SmartPropoPlusは、外して(アン・インストール)おかないといけないようだ。
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余談−ハードウェアの分析
改造も考えて、中を開けて分析してみた。
中には基板1枚だけで、電源はRS232Cポートからの+電圧を流用して、ツェナー・ダイオードで+5Vを作り出している。(左写真)
(元はそれ用に「TxD端子」を使っていたようだが、FMSでは、「DTR端子」を使っているらしいので、D-SUB 9pinコネクタ部で、それに接続替えしておいた。でも、どちらでも良かったみたい)
乗っているICの名称から、端子機能を調べ、端子間の接続を見た。(左写真クリック)
ADC0834CCNは、4chのADコンバータで、各スティックで動かすVR(可変抵抗器)の位置(=電圧)を検出し、シリアル・データに直す役目。
どのようなシリアル・データにするかは、COP413C(マイコンらしい)からの指示によって決められているらしい。(改造するなら、このマイコンを入れ替えねば!)
また、ADC用のクロックもこれから供給されているが、大元の発振は2.0MHz。(赤丸内)
信号波形
これの本来の出力信号がどうなっているかを、オシロスコープで観察。(1/10プローブ使用)
左写真の上側はADC0384CCNの#12ピン(CLK:クロック入力)で、下側は#10ピン(DO:データ出力)だが、これは4ch分だと思う。横1目盛が2msで、パルス間隔は約2.2msec。
(右下のパルスが2個ずつ見えるのは、オシロスコープの“検出時の揺らぎ”によるもので、実は1個ずつ)
もっと時間幅を狭めて細かく見る(横1目盛が10μs)と、一つのパルスとして見えていたものが、実は20個のクロック・パルス(1パルスの周期は約4μsec)で構成されていた。(左写真クリック)
下側のデータ出力信号は、4つ分が重なって見えている。
しかし、この信号群は、何だか非能率な感じがするのだが、“旧パソコンの能力(クロック数百MHz)”と“ワイヤーフレームの機体”を飛ばすのには、適当だったのかもしれない。
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