[050423]
7P-140S(Toshiba)を入手
以前、京都・東寺の縁日で買った内の1台ですが、段々気に入って来たので、簡単に整理・記録しておきます。(単体価格\1,500・・・平均購入価格\2,000/3台)
記録と云っても、詳しい資料が無いので、ほんの概略と寸評だけ。
(平時は革ケースに入れたままにしていますが、革ケースを剥してみたら、素顔は意外に奇麗だったりします。w(^-^)<クリック>で、その写真)
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仕様など
簡単な表が、電池ケース蓋の裏側に貼ってあります。それによると、中波帯(540~1600KC)短波帯(3.8~12MC)受信可能な7石2バンド・スーパ。(だそうです。確かにトランジスタ数を勘定したら、7個あります)
電源は、単3型4本(6V)で、外部電源の使用も可能(中央芯がプラス?)のようですが、これは未実験。
珍しい事に(手持ちのTrラジオの中で唯一この機種だけ)FineTune(バンドスプレッド)機能を持っています。設計時に、短波帯受信に有効だと考えたためでしょう。
バッテリ・レベルおよび信号強度を示すインジケータ(ラジケータ)も付いています。
外付けアンテナはねじ込み/取外し可能なタイプで、それの収納用革袋も革製ベルトに付属。(残念ながら、このジャンク品には付いていませんでした)そのベルトには、イヤフォン収納用の小革袋も付いていました。
内部
回路的にはそれ程の特徴は無さそう。でも、このクラスの機種でトリマ・コンデンサが別付けで4個も並んでいるってのは、あまり多くは無いのでは?と思ったのですが...(いや、もっと沢山の機種を見ないと、それは云えないかも)
使われているトランジスタは2SA60,2SA49,2SA237や2SB56x2,2SB54x2と云った(奇麗どころ・・・いや)昔懐かしい石達です。その昔、トランジスタの寿命は半永久的だと言われていましたが、これを働かせてみるとそれも頷けます。
寸評
この個体は結構感度が良いようで、短波帯も外付けアンテナ無しで(通常コンディション時)「ラジオNikkei」などが良く受かります。2SAや2SBタイプのトランジスタを使っているからって馬鹿にしたものではないですね。
ところで、これのFineTune機能に関しての感想は、微妙!...有っても悪くはないのですが、本当に必要なのかどうか良く分かりません。
メイン・ダイアルの減速比をもう少し大きくすれば、(チューニング時の)息の詰め具合はそれ程変わらないような気がします。それに、FineTuneの領域に近いがやや外れている場合には、再度メイン・ダイアルを動かさないといけないので、2度手間になる事も多いです。(ま、大した手間でもないのですが)
これの(ベルト付き)革ケースですが、汚れや傷みがかなりあります。でも、元の持ち主が長い間丁寧に使っていた雰囲気もあって、あっさり廃棄してしまうのが何だか勿体無い感じ。それで、外見は汚らしいのですが捨てられずにいます。
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