[050607]

ICF-110(SONY)を入手

東寺ガラクタ市、「一言板」で安くて良いものが無いって愚痴をこぼしたものの(物欲の赴くまま、茶っ刈?)1台は手に入れて来ました。

並んでいた3台の内、デザインがシンプルで小型で一番安かったSONY製のICF-110。(\1,500一切負からん値ぇ!)
両側面の写真はこれですが、何も言う事が無いほど、ほんとにシンプル!

(どうも、こうした市での廃Trラジオの値段は、ツマミが沢山でダイアルや刻印の多い、外見が派手々々、筐体が大きいタイプほど値が高いみたい。う〜ん、そんなもんかぁ?)

(パリパリに捲れ返った)皮ケース付きで、アンテナの一部に小傷がある以外筐体に外傷は無く、汚れもまあまあです。程度は「中の上」と云ったところでしょうか。

短波帯は相当感度が落ちていて、調整するまでは殆ど何も聞えず。FM帯も周波数ズレが大きくて、調整が必要でした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
仕様など
項目
機能/仕様
受信周波数FM帯:76〜90MHz,AFC ON/OFF可
SW帯:3.9〜12MHz
AM帯:530〜1,605KHz
電源UM2x3、ACアダプタ4.5V
重さ約1.1Kg(電池込み)
雑目トーン調整
メータTUNING METER 照明付き
入出力AUX IN/ EARPHONE OUT,
MPX OUT,REC OUT,DC OUT 4.5V
このクラスは、入出力端子に多少の違いはあるものの、いずれも判で押したような機能/仕様のようです。(殆ど“デザインで勝負!”と云ったところかな?)

大した問題でもないのですが、気になったのは横指針/縦行幕なのにダイアル面が奥まっているため、斜め上からの視差が随分大きい事です。
短波帯を受信していて“はて、何MHzだっけ?”と見ても9MHzなのか10MHzなのかよく分からないですね。実は8MHzだったりして...周波数を確かめるのに一々正置する必要があります。

他方、パナソニックRF-848などは、縦指針/横行幕なので、殆ど見たままなのですが。

内部
年代を経ているせいか、ダイアルのバックラッシュがかなりあります。糸の張力調整はどうやっているのか調べたら、結構長くて大き目のバネを使ってましたが、もう伸び切っている模様。
ちょうどバリコンの下辺りの上下方向に張ってあり、それに繋がるレバーが左側に出ています。

もう少しバックラッシュを減らせないかと、バーアンテナの左横にある半固定アームをちょっとこじって糸を張ってみましたが、効き目が分かるほど強く張る勇気は無かったデス!

尚、クリックで左部の拡大写真。そこに短波帯、FM帯を調整した箇所を示しました。(これだけの調整で、一応聴こえるようにはなりました)

寸評
特にSONY製だからどうのこうのと云う事は無いのですが、同じようにデザインがシンプルなパナソニック製のRF-960よりは、こちらの方がいい。刻印文字などにもメリハリがあるせいでしょうか。

RF-848とも聴き比べてみているのですが、音もこちらの方が何と無くしっかり出ているような感じがします。(尤も、それほど“違いが分かる人”でもないんですが)

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ