[050324]

RF-690(ワールドボーイ)を入手

これは京都・東寺の縁日で、手ぶらで帰るのも癪なので、つい買ってしまったジャンク。(\1,000)

筐体左上の欠けや裏蓋の割れなどがあって少し面白くないのですが、機能的には特に問題も無いので磨きを掛けておきました。

先のRF-848もワールドボーイでしたが、これもワールドボーイだそうです。SW帯が入っていればその愛称でもいいと思いますが、AMとFMだけなので何と無く違和感も...
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
仕様など
項目
機能/仕様
受信周波数FM帯:76〜90MHz,AFC ON/OFF可
AM帯:525〜1605KHz
電源UM-2 3個,外部電源入力(4.5V)
重さ約930g(電池込み)
雑目トーン調整
入出力STEREO IN/ EARPHONEx2,MPX OUT
AM帯、FM帯共感度は良。
(総じて、ジャンクTrラジオは外形が大きく損なわれていない限り、機能的にはそれ程劣化しないのではないかと思ってます。但し、電池ケース部は別!ここは、殆どのジャンクで錆び、バネ折れがあります)

操作機能は至ってシンプルで、同調ツマミと音量調整それに音質調整ツマミだけ。(音質調整部に何やら模様が見えますが、NEWS,SOFT,MUSICと領域が描かれているだけ。これは、文字だけでも事足りそう)

これの照明ランプは活きていました。しかし、RF-848では必要性を痛感したランプですが、こちらの方は文字盤が明るい/白いせいか、効き目は薄いですねぇ。(まぁ、夜間で外部照明が無い時には有効でしょうが)

内部.
左写真は内部の様子。<クリック>で、貼り付けてあったレイアウト図。

RF段には金属缶型トランジスタ、IF段にはマイクロディスク型が使われています。
抵抗類は殆ど1/4W(実は1/2W?)型で、あまり小型化などは考慮されていないようです。その中で、一際目立つのがOA70というガラス封入型のダイオード。(はて?OA70ってこんなに太かったかなぁ?)

それにしても、そこここに重そうな鉄板を使っていますね。電池の廻りの板は、特にゴツイ!

本来なら、“ポータブル型に、こんな重量物を使うなんて!”とこぼす処なんですが、実はこの重さが音質向上の面で重要ではないかと思っているので、許容!

と言うのは、他にも幾つか小型ラジオ(その内、記事化予定)があるのですが、サイズが小さくて軽いやつ程、音が甲高くて聴き辛い、いやむしろ耳障りな音なのです。(勿論、スピーカのサイズの問題も大きいのですが)

その点、これは(ビビリ無しに)重低音も出せそうな雰囲気があります。(尤も、程度問題か?)

寸評
機能的には極く普通で、他と比べると面白みが足りない感じです。でも、デザインがシンプルで素直だから、長く付き合っても飽きが来ないだろうと云う気がします。

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ