[050709]
RP-74F
(SOUND 750ST)
この
RP-74F(TOSHIBA)
は、以前
大阪・四天王寺
の
大師会
で買ったものですが、買う時にちょっとしたやり取りがありました。
ある露店の商品が、通り道の直ぐ傍まで並べられていて、これが足に当りそうになったので、(まだ買う気も無くて、左手で持ち上げて)一応眺めてから内側へ戻してやろうとしただけなのですが、その途端に奥の方から
“300円〜!”
と言う声が聞こえました。
“へ?...ん〜...ま、それほど悪くもないなぁ。よし買うか!”と、おもむろに右手(だけ!)を挙げたら、奥でおじさんが早速ポリ袋を用意し始めちゃったってこと。(幾ら当方が性急だと云っても、何だかせわしないなぁ!でもまぁ、いいんだけど)
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外観
ジャンクにしては、比較的綺麗でした。合成革(?)のケース(カバー?)も左程型崩れはしていないし、本体にはサビも緑青もありませんでした。(これは、なかなかの拾いものだなぁ)
この機種、全体の姿・雰囲気はそれほど悪くありません。でも、ダイアル部が上面にあるので、埃が乗るとすぐ目に付きます。(綺麗好きには、清掃時期の良き目安になる。...けっ!)
ただ、SW類がやや異色というか安っぽい(?)感じ。柄が長いので操作性はいいのですが、棒状なのに(他機種のようにスライド式ではなくて)
トグル式
なのが少し変わってます。(それで、なぜか訳も無く高級感が損なわれているような感じを受けました)
仕様など
項目
機能/仕様
受信周波数
FM帯:76〜90MHz,AFC ON/OFF可
AM帯:530〜1,605KHz
電源
UM3x4、ACアダプタ6V
重さ
約590g(電池込み)
雑目
トーンHigh/Low
メータ
なし
入出力
TIMER IN,DC6V IN
EARPHONE OUT
スペックは、至極標準的な2バンド。各周波数の値も
判で押したように同じ
ですね。
電源電圧について、以前から気になっているのですが、やはり電源電圧が高い方が設計も楽になるのでしょうか?聞き比べてみると感度や音量、音質などの面で少しメリットがあるような感じがします。
(尤も、この機種が最適設計されているかどうか分かりませんし、また最適に調整してあるわけでもありません)
使う立場では、電池の本数の少ない方がずっといいのですが...
内部
これのCONV段(かな?)には、
2SK19
が使われていますが、この石には思い出があります。
それまで金属缶タイプのMOS-FETを使っていて静電気でよくゲートを壊していたのですが、このタイプを使い出してから、それが随分減ったのでした。(単に、扱い方が変わったせいだけかな?f(^-^;)
写真の左側を<クリック>すると左側部分の拡大、更に<プッシュ>すると右側部分の拡大写真が出ます。
蛇足ながら、バーアンテナの近くのビスも、先に外しておいた方が安全かな?(今回は、外しておきました。・・・でも、再度留めようとした時に、手が滑って危うく線に繋がったコイルを千切りそうになりましたが)
雑件
評価は、値段を合わせて考えると
良
の部類で、無調整でも結構聴こえています。
これは(常時)
FM CoCoLo
(76.5MHz)に合わせてあり、時々SWを入れて(エキゾチックな曲も)聴いています。
因みに、その他の機種、
ICF-110
は
α station
(89.4MHz)に、
RF-848
は
NHK-FM
(88.1MHz)に、といったように、置き場所-アンテナの伸ばせる具合や受信能力に応じて、
1台に1局
割り当てて使ってます。(やはり、音楽の多いFM局がメインですが)
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