[050116]

DC-DCコンバータを、改善しました.

(先日からの風邪が未だ抜けず、鼻詰まり・頭痛・咳に悩まされながら、夜な々々必死で?)DC-DCコンバータの改善に取り組んでいました。
その結果、何とかチューピュー混信が抑え込めました。w(^!!^;

やった事は、銅板(実際は燐青銅板)でシールド・ケースを作って、それに入れただけ。(まぁ、結果良ければ、それでよし!...?)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
目論み.
先回最後の方で発振周波数を上げるテストをしていましたが、もし漏れ込みが高周波側からだったら“周波数が高いほど遮蔽がし易い”という特性が利用出来ないかと考えていたからです。
遮蔽と言えば、金属箱で囲うのが常識でしょう。それで、コンバータを入れるのに適当な金属ケースを探していたのですが、なかなか良い物が見付かりません。止むを得ず自作する事にしました。

材料と道具.
遮蔽には銅板か鉄板がいいのですが、ホーム・センターまで買出しに出掛ける気力がないので、ジャンク入れ引出しをごそごそ捜していたら燐青銅板が出て来ました。多分銅板の仲間だと思うので、これで遮蔽箱を作ってみました。

こんな時“道具持ち”だと仕事が楽です。金切り鋏にベンディング・ツール、それに60Wの半田鏝などがあれば薄板の金属小箱など簡単。(問題は、やる気力だけ?)

最初は、コの字型と一の字型の板同士を組合わせるつもりだったのですが、曲げがやり易いLの字型用の2枚を切り出して曲げ、半田で貼り合せました。 (余談ですが、この燐青銅板、半田付けは大変やり安いですね。でも、バネ効果が強いのがチョット困るのです。柔らかい銅板だったら曲げも楽だったんですが)

出来あがった遮蔽ケースは、内側でコンバータ基板のグランド側に半田付けしました。もっと徹底的に遮蔽するなら、リード線の引き出し口も塞いでしまいパス・コン(バイパス・コンデンサ)を通して繋ぐべきかも知れません。(でも、面倒だったので、そこまではやりませんでした)

結果.
問題の混信は、殆ど抑制出来ていますが、実際は音量を上げて注意深く聴くと、微かですが(通常の混信とは違う)ピューっと云う音が聴こえるので、完全には除去出来ていない事が分かります。しかし、実用的には問題無いレベルだと思います。
1U5にして聴いてみると、このB電源40Vなら充分な音量があります。これで以前の1-v-1に復帰、再び単3型1本での使用が出来るようになりました。(因みに、1.5V電池の消費電流は約100mAで、電池管のフィラメント電流2本分相当です)

ところで、単5型12Vを使っていてそれを外してみると、何だかホッとしますね。12Vには安価な充電型電池が無いけど、単3型は充電池が豊富ですし当苑には充電器も充実(?)しているからでしょうか。

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ