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[2018年5月28日]
FMV2台でリモート接続付加方式が、上手く行った 

USBカメラを使った看視系で、DELL D430(CPU:Core solo)をリモート側に使った場合、2画面の切り替わりがおよそ1fpsで、パタリパタリとゆっくりでしか切り替わらず、“歩く人は忍者のように数mを飛び、走る車はSF映画のように突然現れて一瞬で消える”状態だった。

これを何とか、2〜3倍でも高速に出来ないか?と思い、もし、CPU:Core 2 Duoのマシンにしたらどう変わるか?と、(液晶が壊れて表示が出来なくなっていて)捨てる予定だったFMV-E8230を、試用中のDELL D430と置き換えて使ってみた。

結果は、見事!チカチカの速さで切り替るようになった♪(図1&動画1<クリック>
これで、(FMV-E8230からの“リモート接続”による映像も、)期待以上の動きの速さで動画が見られるようになった!万歳!!!

ノートPCの2段重ねだと、下側マシンの電源投入がかなり面倒なのだが、これを「WOL(Wake On LAN)」でやれるようにしたので、上側マシンの操作だけで済む。
これで、1台のPC上で4画面/窓の動画が見られるようになった。
...でも、周りは“静かな住宅街”なので、映像/動画とはいっても、殆ど“静止画・風景”と変わりないのが、ちと物足りない!?

しかし、この状況を改めて考えると、4面の動画表示には4個の“CPUコア”が必要ってことになるわけで、“低位(低機能、低性能)のシステム”でも、4画面でも十分こなせるかな?との“淡い期待”に水をぶっ掛けられた思いがする。(苦笑)
 
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+++ 構成 +++

画面を大きくする目的で、DELL D430の代わりに、ジャンクのFMV-E8250を使ったのだが、その為に上下の棚板の間隔を無理矢理広げねばならなかった。
でも、その作業の経験のお蔭で、ノートPC2段重ねの為に棚板の間隔を更に広げることが、苦にならずに済んだ?!
棚板の支えは、4本の(太目の)木ネジだけだが。

2段重ねの下側は、表示部の無いFMV-E8230ジャンク。(図4<クリック>

USBカメラ群は、2系統に分けてUSBケーブル(5mなど)で室内に引き込んであるので、これらを、それぞれE8250E8230に振り分けて、「自作プログラム(UCam10.exe)」で“映像表示”をさせるようにした。
E8230の画面は、“リモート接続”で、E8250の画面上に表示させる。(図3下側の2画面)

通常なら余分なのだろうが、このE8250ジャンクは、USBカメラ群を接続してあると、電源が入らなかったり、また電源のシャットダウンが出来なかったりする妙な劣性があるので、「スイッチ付きUSB-HUB」で(棚上で)中継している。

+++ 電源 +++

これら2台の電源をどうするか?だが、わざわざACアダプタを2個用意するのもバカ臭い。
以前に、大容量のACアダプタを使って2系統のDC電源を作ったことがあるし、未だ「大容量アダプタ(20V,5A)」の買い置きがあるので、それを利用することにした。

今回も、プラグ先端をそのまま利用し、太い銅線(約1mmφの百均品)で「U字形ピン」を作って強く差し込み、それに「DC供給線」を“半田付け”をして「ホットメルト・ボンド」で固めた。(図6<クリック>

ところが、始めに使った「直角DCプラグ(外径5mmφ?)」では、接触が悪くて電源が入らず、四苦八苦。
止む無く、「直型DCプラグ」に変えたら、上手く行った!(図5)

現状は、補助的に付けてある「外部ディスプレイ用VGAプラグ」も結構な大きさがあるので、「直型DCプラグ」でも問題無し!だ。

+++ リモート起動&接続 +++

E8230の電源を、遠隔操作/リモートで入れたいと思ったが、生憎、「BIOSパスワード」が掛かっていて、“WOL許可設定”が出来ない。(クソッ!)

諦め半分で然る所を調べていたら、有償だが廉価で解除する手続きを指示してもらえるとのこと...で、早速申し込む。
指定された操作とやり取りで、見事に、“元のパスワード”が分かり、それを解除出来た!
・・・いやぁ、こんなに素早く解除出来たのには、驚いた!

それで、“BIOS設定”をWOLが効くように変更して、試したら、OKだった!(図7)

ルータのDHCP経由なので、各PCのIPアドレスは毎回変わる。
だが、“(WOLの)マジックパケット”は、IPアドレスが確定していないと送れないようだ。(“目暗撃ち”は多分ダメ)
「MACアドレス」は機器固有なので、もしかしたら、これだけで何とかWOLが出来ないか?とやってみたが、ダメらしい。
なので、Win7の設定メニュー(DHCPに任せない)で、固定IPアドレスを割り当てた。
尚、“WOL”には、GUSUKU氏の「Wake on LAN for Windows Ver.2.09」を使わせて貰っている。感謝!

電源投入後、頃合を見計らって、E8250上で、“リモート接続”を呼び出して、E8230と接続。
(奇妙なことに、“WOL”を使うと電源投入直後に[1,2,3,4、Enter]と手で打ち込む手間が無用になった。これは、大変有り難い!)
そのリモート画面上から(E8230上の)「自作プログラム(UCam10.exe)」を実行して、画面サイズを調節して、2組2画面が上下に並ぶようにしている。
結構、手間が掛かるので、これらの操作を全自動で出来るがどうか考えてみようかな?(笑)

+++ 失敗案(USB→LAN経由は?) +++

今回の方式を採る前に、単純なUSB−LAN経由方式で、+2画面が出来ないかを試してみた。
その道具として、Century製「ネットワーク Hub名人」(新古品)というのを買ってみた。(総費用¥1,264送料込み)

これは、LAN上でUSBサーバーとして働くようで、USB機器を接続すれば、その様態で認識してくれるみたい。
だが、USBカメラは認識はするものの、動作させようとすると、[Do not supported due to limited bandwidth.]って、お断り!だそうな?

何とかして、期待に応えよう!という気構えは感じられず。
例えカメラが「USB2.0」であっても、その性能を「USB1.1」にまで落とせば、何とかなるのではないか?と思うけどなぁ。
しかしまぁ、カメラの方で、「USB1.1対応」(下位コンパチビリティ)が無ければ、“ハイそれまでヨー”だが。
“リモート接続方式”が上手く行ったので、こちらの方は、早々と諦めた。


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