[080110]
Optio430ジャンクの不具合は、不治?.
修復趣味に浸ろうと、“電源は入るが、撮影が出来ない”PENTAX Optio430のジャンクを買ってみました。(総費用\860)
他の機能はほぼ正常で、撮影だけが出来ない理由は(単純で)、シャッタが全く開かないせいでした。
しかし、それが電気・電子系なのか、機械系なのか分からなかったので、動作品Optio330と比べながら、ほじくり出そうと。
かなり追い詰めたと思ったのですが、どうやらレンズ筒内部らしく、これ以上触ると完全に壊してしまいそうなので、最終的にどうするか決心が着くまで、暫くはこのままで。(^^;?
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状態.
電源を入れると、左上の写真のように、LCDモニタに「ガイド表示」などは出ますが、風景はまったく写りません。
レンズ部を、Optio330と比べながら眺めていたら、どうやら最初からシャッタが開いていないようです。(左写真)
始めはあまり深く考えずに、多分CCD系のコネクタの外れだろう位に思っていたのですが、どっこい!中のコネクタはしっかりしたもので、少々の事では接触不良になりそうにない“がっちりタイプ”が使われていました。(左写真<クリック>で、その例)
例によって、一通りさらっとコネクタを外してから、再取り付けして、様子を見ましたが、改善の様子無し!(まぁ、コネクタの緩み/ずれなどが原因ではないでしょうが)
シミュレーション.
レンズ部まで分解すれば、解明が早いとは思ったのですが、この機種は相当込み入っていて、下手をすると壊してしまい、再組み立てが出来なくなりそうな感じです。
そこで、レンズ系の外か中か(つまり、回路部か機構部)かを切り分けてみようと考え、先ず別のジャンク・レンズ系(多分、SONY DCS-P1用)を使って、シャッタを、単独で開閉出来るかどうか、で調べてみました。
それらしい端子に3Vを加えると、シャッタが開きます。(この機種は)逆極性で加えると、閉まりました。(残りの2つの端子は、未解明ですが、もしかしたら、“絞り”に関係するか?)
この事から、この不良Opti430も、似たような操作−動作が期待出来そう。
実物の実験.
先ず、分解する前に、バッテリを入れて、レンズを押し出させ、更にシャッタ部を見易くするために、望遠側にしておきました。
その後、バッテリを抜いて本体を分解し、レンズ系に繋がっていて太いラインに手当たり次第に3Vを加えてみました。(左写真<クリック>で、間に合わせ冶具の風景)
その結果、内側基板のコネクタに繋がるラインの数本が、ズーム駆動系だと判明。(突然、レンズがジャーっと動き出したので、思わずビックリ!)
その近くに、どうやらシャッタ駆動系のように思われるラインが4本。(こちらは、2本ずつ組か?)
その内の2本に3Vを繋ぐと、微かにコトリ!と音がしますが、シャッタ動かず。で、隣接の2本に繋ぎか替えると、またコトリ!やはり、シャッタは動かず(しかし、時に微振動アリ)
これらの状況から、レンズ系の中で、シャッタ開閉メカが外れ/壊れているのだろう、と推測しました。
後は、レンズの分解だけ!.....?!
分解を停止.
外せる箇所は殆ど外して、矯めつ眇めつしていたのですが、何故かこの機種は、レンズ部まで分解するのが相当難しい感じがして、手が止まってしまいました。
(やれば出来ない事は無い、と囁く声はするのですが、)ちゃんと元通りに戻せそうに無い気がして、なかなか先へ進めません。(DiMAGE F100やOLYMPUS C-730のトラウマか?)
壊して不動原因を突き止めるのは簡単ですが、治すのが趣旨ですから、今暫く方法を模索してみましょう。
(こんな時、ThinkPadのような「メンテナンス・マニュアル」があると、大変助かるのですが、そんなサービスは無いですよねぇ)
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