[070623]

EX-Z30を、ニ箇一で再生させました.

これは、FinePix F401を買った時、何気なく一緒に拾って来たんですが、液晶パネルが割れていた事もあって、暫く放置状態だったものです。(入手費用等は、既述

仮電源を繋いで動作させると、一応割れパネルに風景が映り動作する事が分かったので、改めて見直すと、結構小型で薄型だし、外装の傷みも少ない。それに、スタイルも悪くない!(お見合いで結婚して、後から段々相手の良さが判って来るって類いかな?)
そこで、本格的に補修する事にしました。

途中、余分にEX-Z3を買い込むなどの茶番はありましたが、補修品のパーツ類と入れ替えて、完動品として再生させました。
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不具合箇所.
左写真は、分解したパーツ群の写真で、大分けにして8つ。
不具合箇所はその内4つで、補修用から外したものと交換して、修復。(つまり、先走って買ったEX-Z3の液晶パネルだけでは、間に合わなかった!)

(補修用のEX-Z30は、“「本体のみ」で、打ち身・擦り傷・凹みなどあり、電源は入るが、押しボタンに正しく反応しない”と云うもの。
確かに、外観は所々傷や凹みはありますが、液晶割れは無いし、内部のパーツ類も健康そうでした)

で、分解には、途中、半田付けを外す箇所が7箇所あります。(左写真<クリック>で、半田付けを外したパーツ類)
また、レンズ部周りなどは(思い切って!)黒テープを剥がさないと取れない箇所もあります。

分解は比較的楽でしたが、逆に組立ての時、ちょっとした疑問が。
メイン基板の下側になる大小2つのコネクタがあって、“一体、こいつら、どうやって嵌め込むんだろ?”って。
(ま、立てた基板に、先にそれらのコネクタを嵌め込んでから、基板を寝かせて取り付ければいいんですが)

折れたパーツ類.
作業中に不良箇所を増やすなんて“以ての外”なのですが、急角度で曲がっているフレキを差し込もうとしてぺキリ!(負け惜しみですが、“急角度だから、折れるべくして、折れた!?”)
これは、電源用・シャッタ用押しボタンの接続部なので、下手な手補修は考えず、即入れ替え!

レンズ部は、全体が組み上がってからのテストで、伸縮途中に“ガリガリ”と異音。やはり、これも補修品のと交換。(CCDセンサ部は付けたまま)

さらに、左/上写真の<クリック>で出るバッテリ電極端子部も交換しました。これは、バネ部だけ自作出来ないか考えていたのですが、材料の入手と孔開け加工が厄介そうなので、結局は、台座諸共入れ替え。

主パーツとバッテリ
レンズ部の交換は上述した通りですが、これは(衝撃吸収のために)確かビス1,2本で留められているだけなので、要領さえ分かれば取り替えは、楽。

液晶パネルは、2側面の押えを細身のドライバを差し込んで広げれば、コロリと外れますが、下手に抉ると「パネル」と「バックライト」が泣き別れになります。
埃が入らなければ、別に焦る事もないようですが、2,3度同じ事をやったら、やはり粒ゴミが入ってました。

このカメラは、治れば実用性は高いだろうと思ったので、別途専用バッテリNP-40)を買いました。(\890送料込)
でも、充電器までとなると過大投資になる。それで、自作の充電アダプタを使う事にしています。

充電は、初期に約800mA〜1A位流れるように電圧を設定しておいて、充電後電流がゼロ近くにまで減ったら“終了”。(これは、“誰でも、お腹が一杯になれば食べなくなる”という自然の摂理?を採用した我流方式。(バッテリが新しい内は、多分これでも通用する...かな?)

後書き.
この機種は、小型・薄型なのに、分解・再組立てが比較的容易なのがいいです。
また、二箇一で済んだのも有り難い!(まだ、修復経験が少ないので、もしかしたら、三箇一も考えないといけないかな?と思った時もありますが)

実用性の程は、まだ分かりませんが、機会があれば使ってみてやろうと思ってます。

余談.
しかし、先日、修復したCoolPix3700を使ってみたのですが、(前にもこぼした記憶がありますが)カメラが小さ過ぎると雑に扱うから、ダメですね。

つい、片手でちょっと軽く撮影してしまい、結果ブレやピンボケ写真が多くなります。やはり、両手できちんと構えて撮影する状態にしないと、綺麗な写真は撮れないようです。
だから、小型・薄型は携帯にはいいのですが、撮影時には、むしろどっしりした機種の方が質のよい写真が撮れそう。

昔のフィルム・カメラ、特に一眼レフなどを持ってみると、手にずしりと来ますが、それなりに意味がある、と納得する今日此の頃。
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