[080701]

PENTAX DL2を、試用してみました.

修復レンズの確認用として買ったPENTAX *ist DL2ですが、やはり一度はちゃんと撮影に使ってみようと、メイン機のOLYMPUS C-770と一緒に持ち出して、試写して来ました。

重量/重厚感シャッタ/ミラー動作音やファインダから見える実景には、やはり心を擽(くすぐ)られるものがあります。でも、このカメラ、小ぜわしく性急な人間には、適当にしか付き合ってくれないようです。
忙しく、あれを撮ったり、これを撮ったりしたショットの半分以上が、蹴られて不出来(ブレ、ピンボケ、露出オーバなど)。
(つまりは、使用者よりも「格が上」なのでしょう。とほほ!)

撮影は、殆どの場合、鑑賞・観光の途中なので、もたもたしていると家人に置いてけ堀り?を喰らったり、また、ずーっと待たせたりもするので、あまりゆっくり・沢山は撮っておれません。
だから、三脚などの補助機材は、必要でも持ち歩かないので、どうしても軽薄・雑な撮影になるのは仕方が無いのです。...が、このカメラは、それは駄目!って事のようで。
その点、C-770SP-500などは、動作はのろいけど、補助機材無しでもよくフォローしてくれますが。
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レンズの選定.
レンズ(全部ジャンク)は、広角側のもあるし、テレ・マクロも買い込んであるのですが、色々な事物や構図、それに急ぎ足などを考えると、やはり望遠レンズの方が便利だろうと思います。(左写真<クリック>で、ジャンクの望遠ズーム・レンズ群)

しかし、あまり重・長いのも過負担&不恰好になりますので、極力軽量・短躯SIGMA ZOOM UC-II(左写真)にしました。(購入総費用\1,698 これ、八百円で落札したんですがねぇ)

撮影は、露出(エクスポージャ)も合焦(フォーカス)も自動(オート)で、写真機(カメラ)任せ。拡大縮小(ズーム)だけは、手動(マニュアル)。
天候が、少し晴れ間のある曇天だったせいか、絞りはやや開き気味で、焦点深度は結構浅かったようです。
カメラをちょっと振るだけでフォーカス場所が変わるので、後で見たら別の物にピントが合ってたりして。

望遠レンズでの試写.


上の写真は、6M(3008x2000pixs)、画質☆☆☆(最高)で撮ったものを、約1/22に圧縮。
<クリック>で、元画像そのままを、640x426pixs分だけ切り出して、鮮鋭化処理。

圧縮して使う段には、左程支障は無くて、まぁまぁの画質ではないかと思うのですが、切り出した元画像そのまま12インチ画面以上(8.4インチだと少しマシかな?)で見ると、あまり切れは良くないですね。(かなり厳しい見方かもしれませんが)
もし、元画像を1/2位に縮小して鮮鋭化処理を施せば、何とか使える状態になるかも。

因みに、下の写真は、C-770で撮った4M(2288x1712pixs)画像で、約1/12に圧縮。<クリック>で、640x480pixsに切り出したもの。元画像は、やはり上記のとほぼ同じ程度でしょうか。

C-770での試写.



デジタル一眼レフの好悪.
大きなシャッター音/ミラー動作音は、格好よく♪聴こえるのですが、自分で悦に入っていても、周りに配慮しないと、“マフラー無しのバイク ”で走るのと同じで“他人迷惑”以外の何者でもなくなります。
まぁ、大抵、撮影は野外なので大丈夫だとは思うのですが、屋内では“撮影可”であっても、かなり気を使う事になりそう。

レンズの問題なのか、画像の精細度は、デジカメC-770とあまり変わらないのが、少々残念!
これ以上画質を上げるには、アドバイス頂いたように「良いレンズ」を、探さないと駄目かも知れません。
でも、単焦点レンズなら行き当たる可能性はあるでしょうが、枚数の多い望遠ズームでは難しそう。ましてや、ジャンク品の中からでは到底無理か?

それだったら、いっそズームなどはやめて、単焦点で良い構図や素材を追っ掛けるべきなのかも。
しかし、そうすると、良い構図を得るために、そこまで駆けて行かねばならず、(駆け足)X(急ぎ足)という計算になり、酷く疲れそう。(@,@;?

広角レンズでの試写.
下の写真は、先日、日本橋で買ったRMC Tokina(28-70mm)のジャンク・レンズで撮ってみたもの。(リア・カバー付き\1,000税込み)
撮影条件は少し違います(2400x1600、☆☆)が、精細さの程度は、上の例と似たようなものですね。

まとめ.
あわよくば、デジタル一眼レフで“抜群の精細描写を!”...と考えていましたが、どうもその面では、然程期待出来そうにありません。中型デジカメ並みだとしたら、重い分だけ不利か。

やはり、交換レンズのチェック用としておいた方が、無難かな?でも、この重さ▲、この響き♪、明るい光学ファインダ像◎、やはり捨て難いですねぇ。(貧者の贅沢だ!)
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