[040214]

ADSL速度を、調べてみました

さるBBの大宣伝を見るにつけ、世の中はもうADSL数十MHzの時代なのに、未だに1.5MHzで頑張っていていいのだろうか?と自問する毎日です。

それはそれとして、以前、ADSL回線速度を測った事がありましたが、飽和傾向も見られたことから、あの時は"総合的に考えると、900Kbpsが当苑の回線速度の上限だろう"と考えていました。
しかし、PCの能力に抑えられている可能性もあったので、今般1.13GHzのThinkPad T23を購入したのを期に、これを加えて測ってみる事にしました。

結果、やはり上の方では伸び方が鈍く、サチュレーション(飽和)の傾向はありますが、CPUクロック周波数が高くなればそれなりに速度は上がるようです。
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測定マシンと条件など.
比較に使用したマシンは、
PC110   (  40MHz,無線LAN)
TP560E  ( 166MHz,無線LAN)
TP600   ( 300MHz,有線LAN)
T23     (1130MHz,有線LAN)
の4種で、LAN接続はそれぞれ無線,有線と多少条件は異なり、有線の方が約4〜5%ほど無線より速いみたい。(が、まあこれくらいは目糞?いや!税金だととても重〜い負担なんですが。)

今回の測定もぷららのADSL速度調査(旧バージョンの方)を利用させて貰いました。
10回測って、それらの最高値、平均値、最低値をグラフにしました。(左上図。尚、見間違える事は無いでしょうが、プロットした点群は、左側からPC110,TP560E,TP600,T23の順です。)
600〜700MHz辺りのデータが採れれば、もう少しスムーズな曲線になりそうな感じもありますが、取り敢えず全て直線近似。

結果.
T23で、やっと1,000Kbpsを超えました。やはり、マシンの性能で上限が抑えられていたようです。

が、それにしても、166MHzの約10倍の1130MHzにしても、速度アップはたったの5割。それを"たったの?"と見るか、"5割も!"とみるかは、置かれた状況によるでしょうが、当苑では速度アップがそれ程切実ではないので、どうしても前者に傾き勝ち。

仮に、CPUクロックを2.2GHz位まで外挿してみると、左図のように平均1,200Kbps〜max1,400Kbps辺りまで行くようにも見えます。(もっとも、これでは電話線ロスがあまり無い事になるので、かなり嘘くさいですが。)

さて、高速ADSL導入はどうしましょう?・・・残念ながら、まだ決められそうにないですねぇ。

ハード面では、当苑のマシンのレベルも追い付いて来たので、後は局までの距離や電話線の質の問題でしょうし、引越しでもしない限りその問題の解決は無理。
(もしかしたら、その内突然、"光ファイバ!"って事になるのでしょうか?でも、投資の効果を考えると、多分それ程簡単には進みそうにないなぁ)
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