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[2017年8月13日]
自家製電源をアナログ表示に、戻した  *追記(8/15)

前回、「自家製電源」の電圧値を精密に読みたくて、「デジタル表示計」に変えたのだが、これが、とても実用的ではなかった。
まず、この“デジタル表示器”そのものが(小数点以下)2桁の精度は無いらしいこと。(図2<クリック>
しかも、(電圧調整の度毎に値が違う)飛び々々の表示値になるため、「微調整用VR()」を付けた後ですら調整がままならず、(イライラさせられて)見ていても全然楽しくないこと。
また、出力が一寸ショート状態に近くなって、過大な電流が流れても、“デジタル表示”では、その緊急性が良く分からないことだ。
アナログ表示計」なら、針がピーンと音がするほど振れるので、あ!これは危険だ!と分かるが、「デジタル表示計」では、単に大きな数字を静かに表示するだけだもんな。
(...謂わば、北朝鮮の爆弾ミサイルが、日本上空を通過しても、他人事のようにしか映さない日本のマスゴミの紙面や番組のごときものか?...これを評すれば、隣家へ押し入ろうとする“強盗”を、黙って自宅の庭を素通りさせてやる“平和で能天気な家族”とか?苦笑)

それやこれやで、こんな“デジタル表示(計)”では、とても(実用上で)使い物にならない!と見切って、元のように「アナログ表示計(メータ)」に戻すことに決めた!
余分に切り取ってしまったパネルの隙間は、アルミ・テープを貼って目障りにならないようにした。(図1)
一寸使ってみたが、やはり断然こちらの方が使い易い!

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電圧・電流表示の切替
当の「アナログ表示計/メータ」は、元々FS(フルスケール):1mAの電流計なのだが、“電圧表示”の方は、それに直列に約40KΩの抵抗を入れてFS:40Vの電圧を測れるようにした。

また、“電流表示”の方は、約1KΩの直列抵抗を入れて(FS:1Vの)電圧計にし、(電流が流れて)約0.25Ωの両端に生じる端子電圧を見るようにした。(図4<クリック>

微調整が必要なので、それぞれに(手持ちの)多回転型可変抵抗器を使った。

今回は、電流検出用低抵抗(約0.25Ω)をマイナス側に入れ、(電圧/電流の)切替回路もかなり単純化した。
今回は、(先回の名残で、)微小な電圧調整が出来るようにと思って付けた可変抵抗器(1KΩ)を、パネル面に残してあるが、これは実用的にはあまり意味が無い。

電圧値・電流値の確認
「電流検出用低抵抗」は、プラス側に入れることも出来るのだが、中継ラグ板の端子数の関係で、マイナス側の方が好都合だったから、そちらにしたわけだが、我乍ら、甚だ叩き大工的/アマチュア的手法だと思う。(図6<クリック> 苦笑)
それに、0.47Ωx2本の低抵抗は単に捩るだけでなく、基本は、根本近くまでべったりと半田付けしておくべきなのだが、今回はまだ其処まではせず。(再利用を考えて)

「電圧表示値」&「電流表示値」は、手持ちの種々の装置・機器を使って、“鳴き合わせ”的な手法で調整・校正をした。
「電圧表示用VR」は、負荷(「自家製バッテリ放電器」を利用)に電圧を印加しながら、マルチ・メータで同時に端子電圧を測りながら調整した。
また「電流表示用VR」は、負荷に電流を流しながら、0.25Ωの端子電圧を、マルチ・メータで同時に見ながら調整した。(図5)

最後は、「自家製バッテリ放電器」の“デジタル表示”で、値を再確認したが、実は、これのクソ「デジタル電流計」は、偽の2倍値表示になっているので、気を付けないと、ウッカリしていると騙される。(でも、わざわざ買い換えるのも無駄な気がするし)

*追記:電流検出用抵抗の交換
2A近くの電流を流していると、何か焦げ臭い?!
見ると、「電流検出用抵抗」から煙が立ち上っていた!
どうやら、耐熱容量/ワット数が足りないらしい。
慌てて、ワット数の大きなものに替えた。(図7)

この抵抗値をもっと小さくすれば、この「電流検出抵抗」での発熱量を減らすことが出来ると思うが、当面はこの0.2Ω/5Wで様子を見るつもり。

例えば、電流4Aでは、0.8Vの電圧降下となり、ここで3.2Wの電力消費が生じる。
勿論、その状態を長時間は続けられないが、今回のように、直ぐに「抵抗」が燃え出すことは無いだろうと思う。


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