[030129/030204]
CHANDRAが、昇天しました *追記あり.
先日、やっと手に入れたチャンドラ(「内部が壊れていた」ジャンク品のHITACHI製NP21J)でしたが、TP530Csの代りにプリント・サーバをやらせた後、入れ替えた時に動作しなくなってしまいました。(開けたままで、片端を持ち上げて移動したせいかなぁ?)
開けて調べている内に、CPUの極細足ピンが数本曲がっている事が判明。
それを直そうとしたら、逆に周りにまで被害が広がってしまい、遂に完璧なまでに修復不可能になってしまいました。
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不動の原因
動作しなくなってから、ヒューズ類の確認やHDD、メモリの入れ替えなど色々試してみましたが、なかなか異常が見付けられません。
その内、ふとCPUに眼をやると、足ピン列に何やらムラが見えます。ルーペで確かめると、ピンがあちこちで曲がっているのが分かりました。半田付けが外れているピンもあります。どうやら、原因は、これらのようです。
"はて?これ、直せるかな..."と、アーム・ライトを引き寄せて、暫くルーペで眺めていました。しかし、幾ら眺めていても、自然に直る気配はありませんので、まずは触ってみる事に。
挑戦と敗退.
486SXなどのQFPは、ピン・ピッチ0.5mmなので、先細のピンセットで辛うじて掴めます。
しかし、このTAB型CPUのピン・ピッチは恐らく0.25mm位なのでしょう、手持ちのピンセットでは上手く掴めません。
それに、先細の半田鏝の先も、ピンに比べると"丸太ん棒"のようです。でも、兎に角、修復を試みることにしました。
細い針の先で曲がりを直そうとしていたら、勢い余って逆方向に曲がって隣のピンの下方へ入り込む始末。(手の力加減や指の震えも馬鹿になりませんねぇ。)
更に、掌の支えに置いた指が他列のピンを押さえたらしく、そちらへも被害が及んでしまいました。("o";;
半田付けも上手く行きません。隣とのブリッジが取り除けない内に、他のピンも外れて来るしで、四苦八苦。小一時間頑張ってみましたが、直る分よりも崩れる方が多くなるみたい。
結末は終末.
結局、修復は諦めました。(ジャンクなので、諦め易いのがいい!...?)
こんな狭ピッチのCPU修復は、道具が不適合な上に、経験が不足です。
(負け惜しみです!が、こんなのは、経験を積んでもあまり役に立たないし、積みたくもない。)
こいつはいずれ廃棄処分ですが、暫くは部品取り用に置いておくつもり。(しかし、液晶はDSTNだし、筐体もベコベコなので、使えるトコロなんてあるのかな?...パーツの入用な方、居ます?)
*追記 [0204]
貰って下さる方が現れましたので、パーツ提供は、終了です。
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