[表紙頁]へ  関連記事の目次へ
[二〇十八年九月十三日]
PC110群 20回目?の、保守作業 

先日、「PC110」の「Pasonawere」のことでお尋ねがあってから、こちらも類焼。(?)
暫く滞っていた保守(/メンテ)をやってみたら、昨年、ぎりぎりだった「液晶画面」の“ビネガー・シンドローム”が、既に始まっていて(図2<クリック>)、他機と肩を並べる状態に。(図1右端)

これら3台は、“表示面”は異常だが、本体の動作には問題が無く、ポトリに載せて外部ディスプレイを繋げば、Win95、Win98などはさくさく(?)動く。
むしろ、「WinVista」や「Win10」などより、軽快かもしれない。...まぁ、256色だし、色々な制約もあるので、かなり割り引いて考えないといけないけれども。(笑)

これら3台に加えて、「重症163エラー」が1台と、「偏光板張替え」が1台があり、計5台+ポトリ3台+FDD3台というのが現状だ。

これらの「液晶画面」の改善・改良が、目下の課題!
出来れば「STN液晶」のままで再生したいが、見果てぬ夢か?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

+++ 劣化は画面表示のみ +++

劣化画面”の各機の動作確認は、「ポトリ」に載せた状態で、「外部ディスプレイ」を繋いで行う。
“表示”が出ない?出ない?と思い患う時は、「Fn+F7」キーを幾度か押してみると、ちゃんと「外部ディスプレイ」に出るのだ。(図3)
これは、電源投入前に「VGAコネクタ」を繋いでおけば、電源が入ると自動的に「外部ディスプレイ」切り替わっているはずだという“思い込み”に惑わされているってこと。(苦笑)

重症163エラー」機の方は、何度“日時設定”をやり直しても、また同じ繰り返しになる。
これの対策は、エラー回避用FD」で立ち上がるはずだったんだが、(ちゃんと保守をしていなかったので、)今となってはまともに動かない。
“メニュー”は出る(図4<クリック>)のだが、肝心の「本体内ソフト」が非整備状態なので、“エラー”ばかりという結果に。
...ま、これはちゃんと整備すれば、PC-DOS、Win3.1は動作可能と確認出来たので、今はこのまま。


+++ 偏光板剥がし&後付けタイプは? +++

偏光板張替え」機は、「シンドローム表示部」の液晶ガラスの両側の偏光板を剥がして、「新たに買った偏光板」で「液晶ガラス」を挟むやり方で改造したもので、“色味”がまともではないけど、何とか“表示内容”は分かる...はず、なんだが。

...でも、今回、立ち上げた時、“コントラスト”が低過ぎて、何が表示されているか良く分からなかった。(図5)
「Fn+Ins/Del」キーでは、殆ど状態が変化しない。
あ〜、これも、いよいよダメかな〜と。

・・・だが、(昔を思い出して)「液晶ガラス」を“温風ブロワー”で焙ってみると、ぐっと改善された。(図6<クリック>
これは、“液晶駆動電圧”が不足状態になっているのではないかと思うが、確かではない。

因みに、これの「前部偏光板」は、セロテープ留めのため、捲り上げれば、直接「液晶ガラス」を焙ることが出来る。
勿論、この「偏光板」は最終的には、ちゃんと張り付けるつもりなのだが、(もしかして/運良く)STN用色補正シートが入手出来たら、それに替えたいので、今は未だ仮止め中。

...しかし、そうした「シート/フィルム」の生産量はもう激減しているはずだし、代理店の在庫なども無いだろうし、私達のようなアマチュア向けに廉価で、使える状態で放出されることは、残念だけど、もう無いだろうな。
...また、形を変えて“日用品装飾用のフィルム”などとして売り出されることもなかろうし、と悲観的。
やはり、“既存品の組み合わせ”で考えないと、“表示の改善”は難しそう。


[表紙頁]へ  関連記事の目次へ