[071021]

163エラーを回避して、WebBoy

先に作業用PC110の“サウンド不具合”がありましたが、それと並行して準メイン機も、突然の“163エラー発生”(以前の殆ど無関係な話)で、遂に、寿命が来たか!と観念しました。

この不具合、とても回復の見込みは無さそうだったのですが...艱難辛苦の末?、少し手間が必要ですが、回避出来て動作させられる事を発見しました!

実は、(結構粗末にしていた)「システム・インストール・ディスケット」が、この起動に有効でした。

ただ、あくまでDOSベースなのでそれなりの限界はありますが、PasonawareWebBoyなどが動作可能。Win3.1も、一応立ち上がります。(メモリ量は、勿論20MB装備)
尚、Pasonawareで見たら、時計はちゃんと動いてました。
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色々実験
この163エラーは、通常は単純な“日時の設定が済んでないよ”という意味の、左程恐ろしいエラーではない(はず)ですが、これは違いました。
何度設定しても同じ処に戻って来るし、後部のサブ・バッテリを替えても胴体を引っ叩いても、同じ。それに、“BIOSイージィ・セットアップ”にすら入れません。やがて“恐怖のエラー”に!

焦りの中で、試しに、PC-DOSWin、1FD-LinuxなどブータブルなFDを片っ端から喰わせてみたけど、いずれも反応無くて、ドツボ!(左写真、<クリック>で有りっ丈のブータブルFD?)
その中で唯一、PC110専用の「システム・インストール・ディスケット」だけが、起動可能でした。

Pasonawareが起動.
ならばと、そのディスケットのコピーを作って、autoexec.batに加筆して、C:ドライブ(内蔵フラッシュ)のPasonawareを呼び出してみました。

結果は.....OK!あっさり、動作しました!(左写真)
でも、このままではmouse/ポインティング・ヘッドが使えないので、マウス用ドライバを組み込んでます。(左写真の<クリック>で、autoexec.batの中身)

ここまで動作したので一応ホッとしたのですが、考えてみると、Pasonawareでは、出来る事は限られています。出来れば、もう少し何とかしたい!

WebBoyも起動
起動がDOSベースなので、Win3.1は起動可能ですが、Win95は流石に無理でした。
それなら、せめてWebBoyが使えないかと、やってみた。

結果は、これも...成功でした。 でも、2,3件やるべき事が。
 1.内蔵フラッシュは、fdiskで領域開放
 2.ディレクトリ\ETCは、A:ドライブ側にも作成
 3.起動FDにCFのautoexec.bat、config.sysを、まんま転写

これで、ピコ・スロットのCFがC:ドライブになり、A:ドライブに転写したautoexec.batやconfig.sysの中身が、そのまま有効になります。(例:C:\WEBBOY\.....などで、ドライブ指定はそのまま)

左上写真は、(PC DOS(J7.0)ベースの)インストール・ディスケットと、それを複製した(autoexec.bat、config.sysも転写した)起動用FDと、(WebBoyなどを載せた)メインCFです。

WebBoy動作
左写真は、WebBoyを使って、無線LAN経由で読み込んだ当苑の画面例。(無線LANの関連記事
(情け無や!これで、当苑の写真の“同一面内複数枚表示方法”が、WebBoyには不向きである事が、更に良く分かりました。orz)

それにしても、残念な事ですが、WebBoyで見られるサイトも、段々少なくなって来ているようで、最近のブログなどは、コードがバラバラ見えるだけで、全然解読表示出来ませんねぇ。

ま、“新しい酒は、新しい皮袋に”って処でしょうか。なら、旧い皮袋は、丁寧に手入れをしながら、静かに愛でましょう。b(^-^;

回避可能の不思議.
今回のような回避方法は、起動に「FD」と「FDD+ポトリ」が(余分に)必要なのが珠に瑕なんですが、でも、背に腹は替えられない。貴重なPC110本体を廃棄処分にするか、あるいは残すかの重大問題ですから。

それにしても、BIOSのエラー・チェックで引っ掛かっても、WebBoyWin3.1なら動作させられるってのは、不思議ですねぇ。これは、きっと何処かに“抜け道”があるような気がします。
(ですが、“??キーを押しながら電源オン”と云う手は、幾つかテストして見たけど効き目無し。BIOSのパッチ当てでも必要かな?)

TUNEさんの「一言板」でのお話で、ふと気が付いたのですが、これが、どの「163エラー」にでも適用出来るかどうか、疑念が湧いて来ました。ひょっとしたら、このマシンだけに有効な方法なのかも知れません。
もし、何方か追試されたら、成功・不成功を問わず、ご一報を頂ければ幸いです!()


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