PC110 7号機:"竹" 不動化状態 確認 [to English Note]
「VGA23-TFTモジュール」を搭載して、TFT化表示の実験をしていた「PC110」の7号機 : "竹/Bamboo"が死んだ。
...(正しく表現すれば、)OSが起動しなくなり、画像表示もしなくなったのだ。(図1)
きっと、LCDケースを被せた時に、「中継基板」の接点部と「VGA23-TFTモジュール」の金属部とが何処かで接触して、電源部などが壊れたのだろうと思った。
直ぐに、各場所の電圧を調べた...が、全て"従来通りの出力電圧"だった。
一旦は、この「VGA23-TFTモジュール」を取り外して、「外部ディスプレイ」で電源のオンオフを繰り返して、様子を見ていた。
すると、稀に、「Easy Setup」や「PC-DOS」を実行することがある。
DOSが走っている時には、殆どのアプリケーションが、実行可能だった。
ただ、それらは、「外部ディスプレイ」上でしか見ていない。
その後、"LCD表示系"の状態確認の為に、「VGA23-TFTモジュール」を再接続して、状況を確認した。
結果、"LCD表示系"は正常だが、本体から画像信号が正しく送れられて来ていないことが分かった。
...しかし、幾度となく電源を入れたり切ったりしている内に、ある時突然に、「VGA23-TFTモジュール」で動作画面が、現れた。
そして、"描画アプリ"も動作した♪(図2[クリック])
あぁ、ヨカッタ!表示系は、何処も壊れてはいなかった!
...これらのことから、故障といえども、何処かの一部が、"初期チェック"をパス出来ないだけではないのか?との疑いを、より強く持った。
もし、「PC110」不動化ジャンクでも、BIOS初期のチェック・ルーチンを適当にスキップしてやれば、(使えない機能はあるだろうけど、)平常に近い動作状態にまで持ち込めるのではないかと考えている。
いずれ、その"BIOS内の障壁スキップ"を、試してみたいと思っている。
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+++ 稀な状態(外部ディスプレイ) +++
ある時期から、電源を投入しても、何も表示しないで、カーソルだけが点滅する状態になっていた。
それでも、自然復活を望んで、繰り返し、電源を入れたり切ったりしていた。
そうすると、偶に、DOS実行にまで進むことがあるのだ。(図3)
本来は"日本語モード"なのに、何故か、"英語モード"になっていたりする。
あるいは、"日本語モード"で出て来る時もある。
F1キーを押して、電源を入れた時には、稀に、"Easy SetUpモード"に入ることもある。(図4[クリック])
大変面白いことに、何処にも異常が無いという。
(FDDについては、現在"不具合品"を接続してあるので、エラーが出ている理由は、分かっている)
+++ 稀な状態(VGA23-TFTモジュール) +++
「外部ディスプレイ」で画面が見られるなら、「VGA23-TFTモジュール」でも、正常画面を見たい!
そこで、再度それを接続して、電源を繰り返し入れたり切ったりの難行・苦行(?)を実行。
(何、大したことは無い!思い出したら、電源SWを押すだけ)
その甲斐あって、突然、DOS画面が出て来た。
空かさず、「ct65535c」や「ct65535v」を実行。(図5)
そして、"描画ツール"を起動して、"3色帯表示"をさせてみた。(図6[クリック])
後は、この「DOS-CF」に入っている"アプリ・ソフト"を幾つか実行させてみた。
いずれも、問題無く実行出来る。
こうしたことから、「PC110」の不動化は、BIOS初期の"チェック・ルーチン"で、ストップさせられているだけのことではないか、と思う。
(その障壁を、量子力学で言う「トンネル効果」で抜けて来れば、その先には平野が広がっているわけだ)
今回の7号機:"竹"の不良化も、そうした考え方の裏付けになると思えば、"良い失敗/役に立つ失敗"だったと思う。
...だが、時間が経つにつれて、劣化が進んで来ているらしく、(あるいは障壁が高くなって来ているのか?)次第に再現性が無くなって来ている。(その件は、また後日)
[令和二年九月三日(2020/09/03)]
PC110 7号機:"竹" 不動化状態 チップ載せ替え [to English Note]
「PC110」の不良化の主な原因は、もしかしたら、BIOS内容の内、初期のハードウェア・チェックが厳しい為に、そこで極端な異常があれば、プログラムが停止してしまうのではないかと考えていた。
だから、もし、不良症状の違うBIOSチップを載せ替えたら、どうなるかに興味があった。
そこで、思い切って、以前から調べていた「廃基板(ジャンク・ボード)」の上から(ポリイミド・フィルムで周囲を保護しながら)「BIOSチップ(28F002BX-T)」を取り外して、それを8号機:"梅/Plum"に移植をしてみた。
更に、そこで外したBIOSチップは、7号機:"竹/Bamboo"に移植した。
結果は、8号機:"梅"では、相変わらず、画面(バックライト)の点滅を繰り返すだけで、依然と変わり無いので、チップの乗せ替えは、影響を及ぼさなかったようだ。
7号機:"竹"でも、もうDOS動作などは期待出来ないほど(安定した?)不動状態を続けているが、しかし、時々、妙な動きをすることがある。
もう少し、調べを続けてみようと思う。
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+++ 8号機:"梅"へのBIOSチップ載せ替え +++
「廃基板」から「BIOSチップ」を外した後、8号機:"梅"へのチップの取り外しも、難しくなかった。
問題は、その上に、別の「BIOSチップ」をちゃんと載せることが出来るかどうかということだ。
第1回目は、失敗!
"基板面"も、"チップの脚/ピン"も、半田を綺麗に除かずに、そのまま乗せようとしたら、中ほどの脚/ピンが横にずれ始めて、それを直そうとして、更に横の脚/ピンを曲げてしまうという事故が多発した。
途中で続行を諦めて、一旦チップを取り外した。
第2回目は、「半田吸い取り線」を使って、基板面、脚/ピン共に、余分の半田を吸い取ってから、搭載を再開した。
心掛けた点は、端部の4本の脚/ピンを固定する際に、チップ全体を、精確に"基板のパターン"上に乗せるかってこと。
それを心掛けたら、上手く行ったらしい。(図9)
(本当は、良く分からないのだが、)電源を入れた後の挙動が、以前と変わりが無かったので、多分"接続"は上手く行ったのではないかと、私が思っているだけ。
その挙動とは、周期的に画面/バックライトをフラッシュさせるだけで、画像は、何も出ていない。(図10[クリック])
結局、"BIOSチップ"を乗せ替えても、変わりが無かった。つまり、BIOSチップの"中身は、ほゞ同じだった"(?)といえるかもしれない。
+++ 7号機:"竹"へのBIOSチップ載せ替え +++
これへの載せ替えは、1回だけで止めたが、殆ど自信が無い。
脚/ピン奥でショートしている可能性も否定出来ない。(図12[クリック])
しかし、今までに無かった"面白い変化"が、頻繁に出るようになった!
時々、"立縞と横縞だけのLCD画面"が出る時には、キーボードの色々なキーに反応があって、画面の模様が乱雑に変化することだ。
それに、キーを押すとピーとなる時もあるし、その時にはキーと一対一で反応がある。
実は、「PC-DOS」が立ち上がって、「ct65535c」を実行しなければ、正常なLCD画面にはならないので、もどかしいが仕方がない。
また、LCD画面上では有意味なものは見えないで明暗だけが動く画面だが、「Easy Setup」の"TESTモード"に入ったかのように、時々、ピピ、ピピッと鳴ることもある。
確かに、これは"TESTモード"らしい!しかし、LCD画面では見えない。
「外部ディスプレイ」に出して見たいと思ったが、切り替えが出来ない!...
まだ、DOSが走らないので、BIOSチップの接続が拙いのかもしれない。
後で、第2回目の再搭載を試してみようと思うが、今回はここまで。(疲れた...!)
[令和二年九月七日(2020/09/07)]
PC110 7号機:"竹" 動作状態 表示 [to English Note]
表示器を「VGA23-TFTモジュール」から、「nFSTN-LCD」に替えたら、おおむね正常に動作していることが分かった!
ただ、途中で"横縞だけの画面"になることも多々あるので、完全に正常とは言えない。
だが、F1キーを押せば「Easy Setup」にも入れるし、「Win95-CF」を差しておけば、"Win95"も起動出来る様子が、(再現性良く)表示されている。(図13、図14[クリック])
(BIOSチップの接続/半田付けは上手く行っているようだから、もう、2回目のチップ再搭載は不要だろう)
ここまでの状況変化を考えると、やはり、"BIOSチップ"を元の「No.7チップ」から「No.8チップ」に載せ替えることによって、7号機:"竹"本体が、"再活性化"されたように、私は思う。
最初の事故で、BIOS内容の一部が書き換わったのではないか?という疑問に対する回答は、未だ無い。
それに、他機の"BIOSチップ"を移し替えただけで、本体が"再活性化"されるものかどうか?という疑問にも、論理的な答えは、無い。
もしかしたら、最初の事故で、"同期外れ"の原因を生じさせただけかもしれない。
この、"横縞画面"について、簡単な治具(単なる中継基板)を作って、クロックやHS(水平同期)、VS(垂直同期)などを見たが、それらに"乱れ"は見られなかった。
どうやら、ビデオ・チップ内部で、深刻なトラブルが起きているらしいことだけは、分かった。
この7号機:"竹"は、テスト用ベンチとしてだけでなく、"動態保存"も難しくなって来たようだ。
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+++ 同期外れ +++
この7号機:"竹"+"nFSTN-LCD"は、電源を入れると、暫く、横縞表示の状態が続く。(図15)
今は、DISK1には、「Pasonaware」が載っているので、DISK2に何も入れていなければ、それが立ち上がって、表示されると横縞は止まる。(図16[クリック])
(ただ、マシンのご機嫌が悪い時には、時々、横縞が走る)
この横縞を、私は"同期外れ"だとみているのだが、原因は良く分からない。
DISK2に、「PC-DOS−CF」を入れておくと、この横縞は、何時まで経っても止まらない。
(つまり、"DOS画面"は表示出来ないってことらしいが、良く分からん?!)
DISK2に「Win95-CF」を入れておくと、途中では横縞表示が出ているが、画像表示ではそれが止まり、「Win95」がきちんと立ち上がると、殆ど横縞は現れなくなる。
(Win95上で、アプリは、未だ殆ど試していない)
+++ (外部)同期信号群は? +++
当初、横縞画面(同期外れ)は、"HS、VS出力電圧振幅の低下"ではないかと考えた。
それらを観測するのに、観察用の治具(中継用小基板)を作った。(図18[クリック])
オシロで、各信号波形を診たら、出力電圧の振幅は十分(+3.3V)だし、"横縞画面"発生時でも、乱れは全く無かった。
一方、その時の"色信号"は、乱れに乱れていて適切なトリガが掛からず、観察も出来なかった。
これらのことから、"同期外れ"は「ビデオ・チップ 65535」内部で起きているのではないか、という推測をしている。
そして、ある周波数範囲では、画像は安定しているのに、それ以外の周波数では、"同期外れ(横縞画面)"になってしまうらしい。
これが修理出来るものかどうかは分からないが、もう少し(ゆっくり)調べてみる。
+++ (悲報)追加のnFSTN-LCDは? +++
ところで、悲報だが、研削加工したままで、偏光板をセットせず、表示を確かめていなかった残り2枚と、後で追加した1枚が、「nFSTN-LCD」にはならなかった/昇格しなかった。
「制御回路基板」の出力をオシロで見たら、必要な信号は、振幅も含めてほゞ出ていて、「液晶パネル」に供給されているように見えるのに、文字・画像表示が何も出ない。(ただ、バックライトだけは光っているが、ノイズ・ラインの一筋すら見えないのが、悔しい!)
...ということは、「nFSTN-LCD」加工は、一つの運試しでしかなかったということらしい。(残念!)
[令和二年九月三十日(2020/09/30)]
PC110 7号機:"竹" 動作状態 回復 [to English Note]
この7号機:"竹"は、実は後で分かったのだが、ほぼ普通に動いていたようだ。
表示装置側の動作不具合が原因で、期待したような動作が見られなかった為、私がうっかり、死亡宣言をしてしまったようだ、それは間違いで、今も元気に"テスト用ベンチ"として働いてくれている。
だが、問題はあって、外部表示信号がちゃんと出ないらしいのだ。
「ポトリ」も疑ったのだが、他機を使うと、外部出力は出ているようなので、やはり、この7号機:"竹"の(部分)不良化があるかもしれない。
表示装置類のテストがし易いように、木製のカバーも作った。(図19、図20[クリック])
この台は、表示装置を静置している時は良いのだが、いざ、載せ替えようとすると、なかなか手間が掛かって煩わしい。
でも、無いより、ずっとマシ!
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[2020/09/01]
PC110 No.7:"Take/Bamboo" immobilization, Checked
The "VGA23-TFT module" was installed and the experiment of the TFT display was performed. No.7:"Take/Bamboo" died.
... (to put it correctly) The OS stopped working, and the image was not displayed. (Fig_1)
Surely, when you cover the LCD case, the contact part of "Relay board" and the metal part of "VGA23-TFT module" will come into contact with each other, and the power supply I wondered if some parts were broken.
Immediately, I examined the voltage at each place. ... However, all were "conventional output voltage".
Once I removed this "VGA23-TFT module" and repeatedly turned the power on and off with the "external display" to see what was going on.
Then, rarely, "Easy Setup" or "PC-DOS" may be executed.
Most applications were executable when DOS was running.
However, they are only seen on "External Display".
After that, for checking of the "LCD display system", the "VGA23-TFT module" was reconnected to check the status.
As a result, it turned out that "LCD display system" is normal, but the image signal is not correctly sent from the main No..
... However, while turning the power on and off many times, suddenly, at one time, VGA23-TFT module appeared operation screen.
And the "drawing app" also worked ♪ (Fig_2 [click])
Oh, Yokkatta ! The display system wasn't broken anywhere !
... From these things, isn't some part of the failure just because it cannot pass "initial check" even if it is a failure ? I strongly doubted that.
Even if "PC110" immobilization junk, if I skip appropriately skip the BIOS initial check routine, (there are some functions that cannot be used. Probably, but) I think that I can bring it to an operating state that is close to normal.
Eventually, I would like to try that "skip barriers in BIOS".
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+++ Rare state (external display) +++
From a certain time, even when the power was turned on, nothing was displayed and only the cursor flashed.
Even so, I was turning the power on and off repeatedly in the hope of restoring nature.
Then, by chance, it may even proceed to DOS execution. (Fig_3)
Originally it was "Japanese mode", but for some reason, it was "English mode".
Or sometimes it comes out in "Japanese mode".
When the power is turned on by pressing the F1 key, it rarely enters "Easy Setup mode". (Fig_4 [click])
What is very interesting is that there are no abnormalities anywhere.
(For FDD, I have already connected the "defective product", so I know the reason why the error occurred.)
+++ Rare state (VGA23-TFT module) +++
If I could see the screen on the "external display", I want to see the normal screen on "VGA-TFT module" !
Then, I connected it again and executed the hardship and hardship (?) of repeatedly turning the power on and off.
(No big deal ! Just remember, just press the power switch)
Because of that, the DOS screen suddenly appeared.
Run "ct65535c" or "ct65535v" without emptying. (Fig_5)
Then I started the drawing tool and tried "3 color band display". (Fig_6 [click])
After that, I tried to run some "app software" in this "DOS-CF".
Both can be executed without problems.
From this, I think that the immobilization of "PC110" is just stopped by the check routine in the initial BIOS.
(When I break through the barrier by the "tunnel effect" in quantum mechanics, the plain will spread beyond that.)
I think that the failure of No.7 : "Take/Bamboo” this time was also a “good failure/useful failure”, if it seems to support this idea.
... However, over time, it seems that the deterioration is progressing (or the barrier is getting higher ?) and the reproducibility is gradually decreasing.
(The matter will come later)
[2020/09/03]
PC110 No.7:"Take/Bamboo" immobilization, BIOS chip replacement
The main cause of the deterioration of many "PC110"s are that the initial hardware check is strict in the BIOS contents, I was wondering if the program would stop.
So, I was interested in what would happen if I replaced the BIOS chips with different defects.
So, from the surface of "Abandoned board (junk board)" that I had been investigating for a long time, I removed the "BIOS chip (28F002BX-T)" (while protecting the surrounding area with a polyimide film) and ported it to No.8:"Ume/Plum".
Furthermore, the BIOS chip removed there was ported to No.7:"Take/Bamboo".
As for the result, in No.8:"Ume/Plum", the screen (backlight) only flashes repeatedly, and it is still the same, so it seems that chip replacement has no effect. It is.
No.7:"Take/Bamboo" is still immobile (stable !?) so that DOS operation etc. can no longer be expected, ... But sometimes it makes strange movements !
I'll continue to investigate a little more.
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+++ No.8:"Ume/Plum" Replacement of the BIOS chip +++
After removing the "BIOS chip" from the "waste board", it was not difficult to remove the chip to No.8:"Ume/Plum".
The question is whether you can put "another BIOS chip" on top of it.
The first one is a failure !
When I try to put the "board surface" and the "chip legs/pins" without removing the solder, the middle legs/pins will start to shift sideways, and I'll try to fix it.
There were many accidents where the legs/pins were bent.
I gave up on the way and removed the chip.
The second time, using the "soldering wire", the board surface and legs/pins were sucked off excess solder, and then mounting was resumed.
The important point is how accurately the entire chip is placed on the "board pattern" when fixing the four legs/pins at the ends.
If I keep that in mind, it seems to have worked. (Fig_9)
(Actually, I'm not sure.) The behavior after turning on the power was the same as before, so I just think that "connection" might have been done well.
The behavior is to flash the screen/backlight periodically, and the image is not displayed. (Fig_10 [click])
After all, even if I replaced the "BIOS chip", there was no change. In other words, it may be said that the contents of the BIOS chip were almost the same (?).
+++ No.7:"Take/Bamboo" Replacement of BIOS chip +++
The transfer to this was stopped only once, but I have little confidence.
There is no denying the possibility that the legs/pins are short-circuited. (Fig_12 [click])
But now there is an "interesting change" that has never existed before!
Sometimes, when the "LCD screen with only vertical stripes and horizontal stripes" appears, the various patterns on the keyboard react and the screen pattern changes randomly.
Besides, when I press a key, I sometimes get a beep, and at that time there is a one-to-one reaction with the key.
Actually, if "PC-DOS" is launched and "ct65535c" is not executed, the normal LCD screen will not be displayed, which is frustrating. There is no help for it.
In addition, on the LCD screen, I can't see anything meaningful, but only the light and shade move, but sometimes it beeps as if you were in "TEST mode" of "Easy Setup".
Certainly this seems to be "TEST mode"! However, it is not visible on the LCD screen.
I wanted to display it on the "external display", but I cannot switch it ! ...
Since DOS still doesn't run, the connection of the BIOS chip may be poor.
I'll try the second reloading later, but this time it's here. (tired...!)
[2020/09/07]
PC110 No.7:"Take/Bamboo" operating status, displaying
When I change the display from "VGA23-TFT module" to "nFSTN-LCD", it is almost operating normally. I got it !
However, since it often becomes "screen with horizontal stripes" on the way, it cannot be said to be completely normal.
But, if I press the F1 key, I can enter it in "Easy Setup", and insert "Win95-CF", I can see that "Win95" can be started (with good reproducibility). (Fig_13, Fig_14 [click])
(Connecting/soldering the BIOS chip seems to be done well, so I probably don't need to reload the chip a second time)
Considering the changes in the situation so far, by replacing the "BIOS chip" from the original "No.7 chip" to "No.8 chip", , No.7:"Take/bamboo" body was "revitalized", I think.
Isn't part of the BIOS contents rewritten in the first accident ? There is no answer to that question.
Also, is it possible to "reactivate" the main unit just by transferring the "BIOS chip" of another device ? There is no logical answer to the question.
Maybe in the first accident, it just caused the cause of "not sync / horizontal stripe screen", make a simple jig (simple relay board) and see the clock, HS (horizontal sync.), VS (vertical sync.), etc..
However, there was no "disorder" in them.
Apparently there is a serious problem inside the video chip.
This No.7:"Take/bamboo" seems to have become difficult not only as a test bench but also as a "dynamic preservation".
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+++ not sync / Out of sync +++
This No.7:"Take/bamboo" + "nFSTN-LCD" turns on the power, and for a while, horizontal stripes / not sync The display status continues. (Fig_15)
Now, , DISK1 has "Pasonaware", so if you don't put anything in DISK2, it will start up and display color = "#a00080">horizontal stripe stops. (Fig_16 [click])
(However, horizontal stripes sometimes run when the machine is in a bad mood)
I think this horizontal stripe is "not sync / Out of sync", but the cause is not clear.
If you put "PC-DOS-CF" in DISK2, this horizontal stripe does not stop after any time.
(In other words, it seems that the "DOS screen mode" cannot be displayed, but I'm not sure ?!)
When I put "Win95-CF" in DISK2, Horizontal stripes is displayed, but when it stops in the image display and "Win95" starts up properly, almost Horizontal stripes disappear.
(I haven't tried any application on Win95 yet)
+++ How are the (external) sync signals ? +++
Initially, I thought that the horizontal stripe screen (not sync / out of sync) might be a "HS, VS output voltage amplitude drop".
To observe them, I made an observation jig (small board for relay). (Fig_18 [click])
Examining each signal waveform with an oscilloscope, the output voltage amplitude was sufficient (+3.3V), and there was no disturbance even when the "horizontal stripe screen" occurred.
On the other hand, the "color signals" at that time was disturbed by disturbance and was triggered properly, and could not be observed.
From these things, we speculate that the "out of sync" may be happening inside the "Video chip 65535".
And, in a certain frequency range, the image is stable, but at other frequencies, it seems to be "not sync / out of sync (horizontal stripe screen)".
I'm not sure if this is a fix, but I'll do some more research. (with my slower pace)
+++ (Sad news) more nFSTN-LCD ? +++
By the way, Sad news, the remaining 2 units that did not check the display until setting the polarizer (film) and one added did not any display of image / not grown up to "nFSTN-LCD"s.
When the output of the "control circuit board" seems to be viewed on an oscilloscope, the necessary signals, including the amplitude, are visible/appearing to be supplied to the liquid crystal panel, but No text or image is displayed.
(Only the backlight shines, but I'm disappointed that I can't even see a line of the noise line !)
... This means that the processing of "nFSTN-LCD" was only a trial of luck. (I'm regaretable !)
[2020/09/30]
PC110 No.7:"Bamboo" Operating state recovery [to English Note ]
This No.7:"Bamboo" , which I found out later, seems to have worked normaly.
It seems that I inadvertently declared death because I didn't see the expected behavior due to a malfunction on the display device side, which was a mistake and still vigorously as a "test bench". It's working.
However, it seems that the external display signal does not come out properly.
I also suspected "PortRe", but when using another machine, it seems that external output is output, so there may be (partial unknown) deterioration of this No.7:"Bamboo" .
I also made a wooden cover to make it easier to test the display devices. (Fig_19, Fig_20 [click])
This stand is good when the display device is stationary, but when it comes time to replace it, it takes a lot of time and effort.
But more better than nothing !