[020221]
重量級バッテリを、入手しました.
以前からの懸案だった"PC110の長時間駆動"のために、鉛畜電池(12V 8Ah 2.7Kg)を、遂に購入しました。(例によって、秋月電子通商から。\2,700+送料1,000)
これなら、12V直結でガンガン働かせても、6時間以上は持つでしょう。断続使用なら、3、4日?いや1週間位は持つかもネ。(ヨシヨシ!)
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重さが.
それはいいとして、この2,500g(実測値)は、チョー重!これは苑内用だからいいようなもんですが、もしその気になったとしても、とても持ち運び用にはなりませんねぇ。
こんな重い蓄電池を目の前にすると、バッテリの重さと蓄電量の関係って、一体どうなんだろ?と気になり始めました。
幸い(/不幸にして?)、当苑にはThinkPad用など幾種類かありますので、それらを調べてみる事に.....(探したけど、不思議と、NiCdバッテリが一つも無いんだなぁ)
バッテリの容量と重量(今は質量だっけ?)
容量は、バッテリ表面に表示されている公称数値(電圧、時間率容量)のマンマ。
秤量は、台所にあった調理用台秤で行い、息を凝らして"読める値まで!"(精度の方は??)
鉛畜電池のデータの内2つは、秋月電子通商さん処のカタログから拝借させて頂きました。(ちょっと重目か?でも、そのままで)
その結果が、左表。
で、P/Wは電力容量/重さ(Watt・hour/Kg)で、Kg当たりの電力容量。この数字が大きい程、"軽くて、パワフル!"ということ。
寸評.
鉛畜電池(Pb)は、安価でも、それなりの性能ですね。
Li-ionは、値段は高いけど、携帯用としては優れているみたい。
Ni-MHは、中間。(そんなの、見れば分かるッチ!)
バッテリの重さには外皮の分も含まれるので、物によっては、同じ容量でも、P/W値が異なる場合があります。(例えば、TP535とTP560用は同じ容量なのですが、僅かに重さが違ってます)
グラフにすると.
左上の表から左のようなグラフを作ってみました。大体、種類別に直線上に並んでいるようですね。
これから、どのくらいの重さなら、幾らの容量になるかのおよその見積りができそう。(但し、データが少なくて、かなり乱暴な線引きなので、ほんの目安)
例えば、PC110本体の重さは約630gですから、これと同じ重さのLi-ionバッテリなら、約50Wh位でしょうか。
Ni-MHだと、30Whチョイ。鉛では、15Wh位かな。(ヤッパ、鉛ハ効率ワリイ!)
使用時間で考えてみると、.
以前に調べたPC110の消費電力グラフで見ると、消費電力は7.2Vでおよそ6.5W位ですから、50Whなら連続で約8時間弱は持ちそうです。
(別の概算では、専用バッテリ1個は90g。630gなら7個だから、1個約1〜2時間持つとして、連続使用で7〜14時間。まあ、そんなに違うこともないか?)
(これに、コスト計算も含められれば面白いだろうと思ったけど、分からんので、ヤメタ)
容量が大きいと.
ところで、この超(?)重量級の鉛蓄電池、うっかり、ショートなんかさせると、怖いですね!そこが電気溶接されたみたいになって、くっ付いてしまうから、引き剥がすのにパニクる。(やれやれ、余程注意しないと)
これで2時間程、PC110を動かしてみましたが、入れておいた電圧計の針は、殆ど下がってません。流石!
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