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[020214]
PC110の消費電流を、測ってみました  *これは、危険な実験でした!

以前に買った6V 1.5Ahの蓄電池1個で、PC110が動作させられないかと調べていて、妙な事に気が付きました。12Vの場合よりも、ずっと多くの電流が必要らしいのです。

蓄電池1個(6V)で、電源SWを入れてみると、一瞬動作しかけますが、直ぐ切れてしまいます。蓄電池の充電不足もあって、6Vを維持できないようです。
試しに、自家製の定電圧電源に繋ぎ替えて約6Vを供給してやると、辛うじて立ち上がります。因みに、電流を見ると1A強、流れています。

何気無しに、これの電圧を上げてみて、電流が減るのに気が付いたというわけ。
そこで、有り合わせの自家製計器(電流計は、抵抗と電圧計で代用)で、外部供給電圧と電流を測ってみる事にしました。
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簡易測定.
電圧を変えて、電流を測って見ると、吃驚!供給電圧を上げると、電流が減って来るではないですか!
(精度は、非保証。傾向だけは、保証)
LCDの輝度を最高、最低の場合を、それぞれ測ってみました。結構、差はありますが、電圧が高い方では、少し縮まってます。

LCD明時・暗時の平均値を取って電流平均値として、電力平均値(電圧と電流平均値の積)を計算してみました。
(ガタガタしているのは、電圧値、電流値の精度が低いため)

よく考えると.
電圧を上げると電流が減るって言うのは、一見奇妙に思えますが、電力の方で考えると、"どうって、こたぁない!"
電圧を上げれば、消費電力もそれなりに、増えてますしね。

電圧上昇に比例してどんどん電力が増えて行かないのは、内部の制御回路が働いていて、増加を抑制しているからでしょう。
結局、電圧を上げると電流が減るのは、"内部の制御回路による、制御の効果"だと言う事。

なーんだ、つまらん.
電流が減るので、一時はビックリしたのですが、内部に制御回路が入っていれば、当然のことでした。また、電力消費が多少少なくなるので、外部からの供給電圧は、できるだけ低い方がいいという、これも当たり前の話デスネ。
それで、内蔵バッテリの電圧が7.2Vであることに、何と無く納得!

*遂に、昇天か?
しかし、この実験をやった後、再度外部電源で動かそうとしたら、PC110が、一向に眼を開けてくれませんでした!
あーあ、これで、このPC110ともお別れか、トホホ...
(でも、何とか"奇跡の復活"が叶いました。その件は、また後日。追記:昇天原因は、上図中の注意領域が関係していたようです!)




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