[020215]

PC110が、生き還りました

昨日、電流測定後に昇天(?)したようだった虎の子のPC110が、"奇跡の(?)復活"を遂げました。

いやなに、単に電源Fuse(2.5A)が切れていただけのようで、Fuse代用品を付け足したら、治ってしまいました。
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"立ち上がらず!"の一瞬、
1台目を壊した時のようなイヤーな予感。今は予備機も無いので、当苑の"PC110の項"は、今回で終りかな?という想いもチラッと。
念のため、内蔵バッテリを入れて電源SWを入れ直してみると、"おおっ動きますよ!"(ホッ...)でも、外部電源ではダメ。

多分、電源部のFuseでしょうね。(だったら、いいのですが...)そうだ!きしもとさん処に「Fuseの話」があったっけ。
で、覗かせて頂くと、LCD系統のFuseのお話でした。(残念!)ん?黄色い電源ソケットの直ぐ上にも、Fuseらしいものが見えますねぇ。(むーう、もしかして、これか?.....やはり、正解でした。感謝 m(_ _)m )

腑分け.
同類のPC110の分解は、以前は何度かやった事があるのですが、ひ弱そうだし、シッカト持てる箇所が少ないので、毎回神経をすり減らします。
特に今回は、一番奥で一番最後にしか拝めない「電源基板」(のはず?)なので、始める前に深呼吸が必要でした。

問題のFuseは、左の「電源基板」写真の赤丸印の所。導通を調べると、やっぱり"無し!"
で、"これを、交換"といきたい処ですが、そんな都合のいいFuseなんか持ち合わせがありません。
こんな時は、何時もの手デス。細い多芯ビニール線を剥いて、細い芯線を1本Fuse代りに半田付け...(んなもん、代りになるかっ!)・・・これは後日、適切なFuseと入れ替えました。
まあ恐らく、次回は本体の方がいかれることでしょう。

Fuseが切れた訳
始めは、"電流測定のために、電圧を13Vにまで上げてたのが、いけなかったのかな?でも、再度立ち上げた時には、6V前後だったはずなのに?"と思っていましたが、よく考えると、逆だったみたい。

6V付近の定常電流は1A前後ですが、電源投入時のラッシュ・カレントは、もっと多いのでしょう。それに、たまたま余力のある外部電源(自家製定電圧電源)を使った事とあいまって、限界以上の電流が流れたのが原因ではないか、と推測してます。(先回の 電流測定のグラフ参照)
電圧が低い6V位の場合でも、油断してはいけないって事が、ヨック分かりました。

分解・組立て関係は、
他の方達のサイトにお任せするとして、当苑の丸秘(?)テクニックをひとつ。(*注
組み立てる時、キーボード関連のフラット・ケーブルを下へ引出すのが大変難しいのですが、セロテープを使うと随分楽になります。

先にセロテープを通して(ちょっとコツは要りますが)、これにフラット・ケーブルをくっ付けてから、引き出します。(これって、「伊藤家の食卓」向きでは?...あー、ない?)

終って.
後始末として、メインCFのMBRの書き込み(これ、何故か消えてました)、音源のIRQ="5"への書き直し、Auto Power OFFの再セットなどが必要でした。(IRQ=5の件は忘れてたので、みみラボ!さん処にお世話になりました。感謝 m(_ _)m )

今回は、不思議と(?)ビスが余りませんでしたよ。電源コネクタ周りのアクリル・カバーの端が少し欠けた程度で済みましたし、組み立てにも、それ程時間は掛かりませんでした。しかし、もう二度と開けたくはありませんねぇ。
(でも、もう二・三回はある/やる?)


*注
と(井の中の蛙風に)思っていましたが、後で調べたら、スタジオはあとがれ〜じさんの処(リンク切れ)(Mobile Computing Maniacs内の 「PC110分解、組み立てマニュアル」)に、ずっと以前に同じような方法でやっておられる記事・写真がありました。ここは、分解写真が豊富デスネ!

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