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状況:         status :  
1.6型ディスプレイ 準備 [2021/01/10] 1. preparing [2021/01/10]
2.配線完了 [2021/01/16]     2. wiring [2021/01/16]
3.中止 [2021/01/26]     3. stop [2021/01/26]

4.完成 [2021/02/23]     4. Finish [2021/02/23]

[令和三年一月十日(2021/01/10)]
PC110筐体利用 6型ディスプレイ 製作中  [to English Note

PC110」を複数台並べ、"LCD表示部"を、色々検討していると、「外部ディスプレイ」が足りなくなる時がある。
大型のものは、もう増設する場所が無いし、無理に、奥の方に置くと使い勝手も良くない。(図2[クリック])
小型なら使い易かろうと、随分前に製作したCassiopeia Fiva501」を利用した「外付けディスプレイ」を引っ張り出してみたが、(哀れ!)LCD表示部が"ビネガーシンドローム"でダメになってしまっていた。

手元に、「AitendoB-100N」という「制御基板」が残っているので、それを再利用し、(使えずに残っている)「6型WVGA-TFT-LCDモジュール」とを組み合わせて、"6型外付けディスプレイ"を作ってみたくなった。名称は、「DSP110-6」としておこう。

当初、"ケース"として、(百均グッズの)「葉書ケース」を使うつもりだったが、残念ながら「制御基板」や「6型WVGA-TFT-LCDモジュール」自体は入るのだが、その"モジュール"を固定する良い方法を思い付かず。
別途に思い付いたのは、(死んでしまって電源が入らない)「No.8:"梅"」の「筐体」と、(左側を切り過ぎていたので先日入れ換えた)「No.3:"無銘"」の「前枠」を使うことだった。(将に、廃物利用だ♪)
これなら、「6型WVGA-TFT-LCDモジュール」は、ぴったり収まって、全体もスマートに出来る(はず)。
...いや、窓枠のバランスが悪いから、思い切って、右側も切り落して、改善すべきかもしれない。


+++ 中身の入れ替え +++

「筐体」の中身を全部取り出して、その跡に「制御基板:B-100N」を入れようとしたが、「内蔵バッテリ・ケース」が邪魔になる。
で、「内フレーム」の強度をあまり損なわない程度に"バッテリ・ケース側面"を「ハンド・ニブラ」で切り落とした。
中にきっちりと入り、2か所x2をビス(1.6mmΦ2本、2.0oφ2本)で固定出来る大きさの「黄色アクリル板」(厚み約2mm)を入れて、3oのビス、ナット3組で「制御基板」を支えるようにしている。(図4[クリック])

(皮肉なことだが、)「No.8:"梅"」の内蔵物は、全部「葉書ケース」に収納出来た!(図3左側)
当初は、「キーボード」も残すつもりだったが、そこに収納出来てしまったのと、透明な「黄色アクリル板」を通して内部が見えるのも悪くないと思い、敢えて使わないことにした。
(押し釦跡やタッチパッド跡の"目隠し"に、棚にあった"書籍のしおり"を置いてみた)


+++ 小さな工夫 +++

"電源スイッチ"は設けないが、「LCD ON/OFF」には、「電話用スイッチ」を使うことにした。(図5手前)
その"コネクタ部"は、「モデム基板」から切り出して来て利用した。(図5奥側)
(これで、「モデム基板」は二度と使えなくなってしまったので、これは"悪用"と言うべきか?)

「VGAケーブル」は、コネクタを設けず、直接引き出す方式。
しかし、このケーブルの"シールド網線"は、半田付けが出来ないタイプなので、困った!
...止む無く、「制御基板:B-100N」の裏中央のGND部(コントローラ・チップ放熱用パッドか?)に、"小銅板"で押さえ付けるようにして留めた。(図6[クリック])

...実は、この(硬い)「VGAケーブル」を後ろに引き出すことで、思わぬメリットがあった。
此の「PC110」は中身を全部抜き出してしまうと、"ディスプレイの重み”で後ろにひっくり返りそうになっていたのだ。
それが、"ケーブルの突っ張り"のお陰で、"ディスプレイ"を相当後ろに傾けても、前が浮き上がることが無くなった!
(底板に、鉛板でも張り付けようかと考えていたが、その必要が無くなった♪)


+++ 大きな加工 +++

外観は、出来るだけ加工をせずに置きたいと思っていたが、手持ちの部品の具合から、DC電源入力は、孔を大きく広げざるを得なかった。(図7)
世の中を探せば、もっとコンパクトな「プラグ&ジャック」の組合せがあるだろうと思うが、手持ち部品と見栄えとの兼ね合いで、これに決めた。
後で、「ジャック」を留めてみると、左程、周りを損なわずに、収まったようだ。

「VGAケーブル」の方は、電話用「ウイング・ジャック」を外して、その裏側のシャーシに孔を開けて、通した。(図8[クリック])
(ここは、"何時でも元に戻せる!"という言い訳は、出来るぞ。z^^;?)


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[令和三年一月十六日(2021/01/16)]
PC110筐体利用 6型ディスプレイ 配線完了  [to English Note

+++ 結線表 +++

「WVGA-TFT-LCDモジュール」の番号は、
 *TM060RDH02XROAD
 *ZM60071DDTN-6700
だと分かったが、これの端子機能表が、ネット上で見付けられず。
しかし、参考資料を探し回る際に、何処かで私がミスをしたらしく、翌朝、「Windows Defender」から、"トロイの木馬が入って来ている!処置する!"との警告が出た。(本当かなぁ?)
(やれやれ!探し回るのも程々にしないと、いけないなぁ、と溜め息)

「オシロ」と「テスタ」でかなりの処まで確定はしたのだが、LSB端子(例えば、R0,G0,B0...)などは、GND端子か否かが判別出来なかった。
後日、Moonlightさんの助け船があって、そうした処も、精確な確定が出来た!(感謝!)
端子機能表は、図9、図10[クリック]の如く。
勿論、同じ番号同士を繋ぐわけではなく、(フラットケーブルを一本ずつ、順々にばらして、)同じ機能端子同士を接続。
私は、このように順序良く配線して行くことで、"接続間違い"を減らせるのだろうと思っている。


+++ 増設と結線作業 +++

VLED+」は、(「制御基板:B-100N」上の電源電圧は12Vだが、)約20V程度必要らしい。
(因みに、電流は約20mAからでも、視認は出来そうだ)
この電源には、(幾つか買い込んである)「小型DC-DCコンバータ」でステップアップして供給する。
「制御基板」上に、丁度良い大きさの空き広場(?)があるので、その上に、絶縁テープを介して、両面テープで張り付けた。(図11左側)

調整用押し釦スイッチ」は、結線の都合上、右側に配置した。(図11右側)
「押し釦スイッチ」は、10個¥300税込み。

結線」に使ったフラット・ケーブルは「FLEX-S2」というやや特殊品で、各線間ピッチは、0.635oで、通常の"フラットケーブル"の半分の細さだ。(図12)
これは通常では、なかなか手に入れ難いが、偶々見付けて買っておいたもの。(1m ¥1,636税込み・送料込み(図12[クリック]) 細くて扱い易いのだが、「ワイヤ・ストリッパ」が対応出来なくて、時々、"皮剥き"に失敗するのが玉に瑕。


+++ 表示の状態 +++

今回は、(結線の順序が逆といった)"大きなミス"が無ければ、恐らく"配線ミス"は無いだろうと思ったので、取り敢えず、動作チェックに入った。
この「制御基板」のLCD側指定は、確か"SVGA(800x600)"だったはずなので、此の"WVGA(800x480)"には不適合だから、まともには見えないはずだが、少なくとも、状態は分かるだろう。

...状況は悪くなくて、「Win95」が立ち上がる寸前の図柄が、映し出されたのが見えた。(図13)
これなら、結線は上手く行っているとみて良いだろう。
ただ、通常の"VGA入力"だと、当然ながら、同期外れの"無茶苦茶な画面"しか表示されない。(図14[クリック])

これの修正・再設定が、次の課題だ。


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[令和三年一月二十六日(2021/01/26)]
PC110筐体利用 6型ディスプレイ 中止  [to English Note

+++ 表示パネルの指定・固定 +++

デバッグ用4端子経由での通信が、正常に行える状態になれば、「DSP110」の電源を入れると、「GProbe4」の画面には、デフォルトの状態・内容が表示される。
それを、"Batch処理"(書き込み)後に、表示させた(図15)り、別の「B-100Nボード」で同様な表示(図16[クリック])をさせてみると、どうもターゲットLCDは、"SumsungSXGA_LTM170E4_L01"に固定されてしまっているようだ。
gmZAN3L」を支援しているカスタムμC「SM5964」の内容を書き換えることが出来なければ、対応させるのは無理だろうと見た。

どう足掻いても、今の私の技術力では、これに、WVGA-LCDを適合をさせることは難しいようだ。
つまり、「B-100N」ボードで、ターゲットLCD-"SXGA"の代わりに、"WVGA-TFT-LCD"を使って、「DSP110」を作ることは無理ということだ。
だから、今回はこれで中止する。...「DSP110」は別の方法で実現することを、考えたい。


+++ 「B-100N」の扱い +++

余っていた「6型WVGA-TFT-LCD TM060RDH02」と「Aitendo(旧名秋葉原)製B-100Nボード」を、活用する目的で「DSP110」を考えたのだが、どうやらこの組合せでは、無理らしいことが分かった。
しかし、液晶の製造技術から考えて、6〜7型で"XGAパネル"を作ることは無理だろうと思う。
出来たとしても、精々、7型で"SVGAパネル"、あるいは横長の"WSVGAパネル"までではないだろうか。
DSP110」は、やはり、6型WVGA-LCDが収納可能な最大サイズだろうな。

尚、「B-100Nボード」は、(改めて調べてはいないが)ターゲットLCDに"SVGA"や"XGA"を用いれば、組合せて使うことは可能かもしれない。
簡単な操作方法(自メモ:図17[クリック])の資料しか無いが、記録として残しておこう。(保存zip資料


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[令和三年二月二十三日(2021/02/23)]
PC110筐体利用 6型ディスプレイ「DSP110-6」 完成  [to English Note

+++ 出力端の見直し +++

必要性と廃品利用を兼ねて、"6型VGAディスプレイ"の製作に取り組み始めてから、"Aitendo製コントロール・ボードB-100N"の不可解な状態に、対処出来ずに、一旦は製作を中止していた。

諦めきれずに、オシロスコープで、彼方此方の端子をチェックしていたら、本来は使わないはずの端子群(CN6)から、映像信号出力が出ていることに気が付いた。
ところが、クロックや同期信号の方は、本来の端子CN4から出ているのだ。(図20[クリック])

それで、俄然、やる気が出て来て、端子調べを再開し、接続を全部やり替えたら、きちんと、"VGAディスプレイ"として動作させられるようになった! これは、芽出度い♪(図19)


+++ 端子群の新接続表 +++

購入時に添付されていた資料類と、今の現物とでは、何が原因かは分からないが、かなり違ってしまっている。
大きな違いは、
 1.画像信号の出力がCN6になっていた。
 2.RB(赤信号群とBB(青)信号群の端子が入れ替わっていた。
 3.出力電圧の切り替え用ジャンパ位置が逆だ。(図21)
   (+5V側で、信号出力が3.3Vになる)
 4.Vddの取り出し口が無い!
   (探し回って、切り替え用ジャンパ端子[+5V]の+3.3Vを流用)
今回の接続表は、少し奇妙だが、図22[クリック]の如く。

これらを突き止めるのに、ゲーム感覚でやっていたので、結構、面白かった♪
しかし、現実の配線替えは、なかなか面倒!
尚、これに使った配線群は、今回も、沖電線高密度FLEX-S2(すだれ型)で、¥3,300/5m税・送料込み+¥220振替手数料。
(通常の"フレキシブル線"は、太過ぎて、隙間を通すのにも苦労するので、避けた)


+++ 画面の位置調整 +++

今まで、「GProbe4」を使っても各種パラメータ設定が出来なかったのだが、今回は、不思議に、スムーズに書き換えられた。
それに使用した(自作)"インターフェース"(単なる、RS232C用レベル・コンバータ)は、丁度良い"ポリエチレン・ケース"があったので、それに入れてある。(図23)
"結合"は、基板下に4ピンの差込口を半田付けしてあり、それに接続する。
使っていて分かったのは、「DSP110-6」の電源は、入れっ放しでも良いことや、書き換えた設定を有効にするには、電源を入れ直せば良いことなどだ。
(電子的な)切り替え制御は、「Debugon」と「Debugoff」だけで良いらしい。

書換用データは、テキスト形式で、機能の近そうなモジュールのデータを書き換えて、新たに「dsp110_vga01.txt」を作り、それを"batchコマンド"で、読み込んで実行させた。(図24[クリック]その一部)

"液晶モジュール"が、WVGA-TFTなので、そのまま表示させると、"VGA画面"は左端に寄ってしまう。
これを中央にする為に、水平同期のバック・ポーチなどに、補正値+85を加えた。
勿論、VGA画面(640x480)でなく、WVGA画面(800x480)にすることも出来るが、歪んだ横長画面は、私の好みではないので、あくまでも"VGA画面"に拘るつもりだ。
こうした数値を色々変えて、遊んでみるのも、面白い!z(^^;


+++ 実使用テスト +++

「No.10:葛城」から「PC110」のVGA表示を出したみた。(図25)
問題無く、綺麗に表示出来た!
また、サブ機(VY21A/W-5)のXGA画面も、ちゃんと縮小表示が出来る。(図24[クリック])
(尤も、これは、文字が小さ過ぎて、あまり実用的ではないが)

此のディスプレイは、床面積が広く、やや嵩張る欠点がある。
立てて使えるようにすれば、もう少し専有面積を小さく出来るだろうから、適当なスタンドでも考えるかな。


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[2021/01/10]
PC110 6-inch display using housing

When multiple " PC110 " are lined up and "LCD display" is being examined in various ways, when " external display " is insufficient There is.
Larger ones don't have a place to add anymore, and when I force them to be placed in the back, it's not easy to use. (Fig.2 [click])
"External display" using " Cassiopeia Fiva501 " that I made a long time ago was a small and easy to use. I tried to pull it out from my junk yard, but (pathetic !) The LCD display is ruined by "vinegar syndrome".

I have a "control board" called " Aitendo made B-100N ", so I reused it. I wanted to make a "6-inch external display" by combining it with the "6-inch WVGA-TFT-LCD module" (not used). Let's call it "DSP110-6"

Initially, I was planning to use a "postcard case" (of 110-yen goods) as a "case", but unfortunately the "control board" and "6-inch WVGA-TFT-LCD module" itself can be pushed in, but that "LCD module" I couldn't think of a good way to hold it.
Another thing that came to my mind was an idea to use the "housing" of " No.8:Ume " (which died and the power did not turn on) and the front frame of " No.3:no name " (left side of which was cut too much)". (Use the waste ♪)
In this case, the "6-inch WVGA-TFT-LCD module" fits perfectly and the whole can be made smart (may be !?).
... No, the window frame is unbalanced, so I should take the plunge and cut off the right side to improve it.


++++ Replacement of contents ++++

I took out all the contents of the "housing" and tried to put " control board: B-100N " in the housing, but the "built-in battery case" got in the way.
So, I cut off the "side of the battery case" with a "hand nibbler" to the extent that the strength of the "inner frame" was not significantly impaired.
Insert a "yellow acrylic plate" (thickness about 2 mm) that fits tightly inside and can fix 2 x 2 places with screws (1.6 mmφ x2, 2.0 mmφ x2), 3 sets of 3 mmφ screws and nuts to support the "control board". (Fig.4 [click])

(Ironically) All the built-in items of " No.8:Ume " could be stored in the "postcard case"! (Fig.3, left side)
At first, I was planning to leave the "keyboard", but I decided not to use it because I could store it there and I thought it was not bad to see the inside through the transparent "yellow acrylic board".
(I put a desinged paper bookmark under the blank of the push button mark and touch pad mark)


+++ Small ingenuity +++

There is no "power switch", but I decided to use the "telephone switch" for "Display ON / OFF". (Front of Fig.5)
The "connector part" was cut out from the "modem board" and used. (Back side of Fig.5)
(Now that the "modem board" can no longer be used, should this be called "abuse" ?)

The "VGA cable" is a method that leads out directly without providing a connector.
However, the "shielded net wire" of this cable is a type that cannot be soldered, so I was in trouble !
... Anyways, I fastened it to the GND part on the center of the back (it seems to be the pads for heat dissipation of the controller chip) of " Control board : B-100N " by pressing it with a "small copper plate". (Fig.6 [click])

... In fact, pulling out this (hard) "VGA cable" to the back had an unexpected merit.
When all the contents of this " PC110 " were pulled out, it was almost overturned by the "weight of the display".
But thanks to the "cable tension", even if the "display" is tilted considerably backward, the front does not float up !
(I was thinking of sticking a lead plate to the bottom area, but that is no longer necessary ♪)

After that, I'm thinking of getting a (small) "push button switch" in Osaka/Nipponbashi, fixing them, and then starting wiring.


+++ Large processing +++

As for the appearance, I wanted to put it as unprocessed as possible, but due to the condition of the parts I had, I had to widen the hole for the DC power input. (Fig.7)
When I look around the world, I think there will be a more compact "plug and jack" combination, but I decided on this because of the balance between the parts I had and the appearance.
Later, when I fastened "Jack", it seemed to fit without so much damaging the surroundings.

For the "VGA cable", I removed the "wing jack" for the telephone, made a hole in the chassis on the back side, and passed it through. (Fig.8 [click])
(Here, I can make an excuse to say, "I can always get it back !" z^^;?)


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[2021/01/16]
PC110 6-inch display using housing, wiring

+++ Connection table +++

The product number of "WVGA-TFT-LCD module" is
* TM060RDH02 ( XROAD )
* ZM60071D ( DTN-6700 )
I see that, but I couldn't find the terminal function table for these on the net.
However, when I searched for reference informations, I seemed to make a mistake somewhere, and the next morning, from " Windows Defender ", " A Trojan horse is coming in ! Treat it ! " (Is that true ?_)
(I have to look around with carefully.)

Although with the "oscilloscope" and "tester" I confirmed to a considerable extent, it was not possible to determine whether the LSB terminals (for example, R0, G0, B0 ...) were not GND terminals.
At a later date, there was a help ship from Mr. Moonlight , and I was able to make an accurate decision even in such a place ! (Thanks !)
The terminal function table is as shown in Fig.9 and Fig.10 [click].
Of course, I did not connect the same numbers to each other, but the same function terminals are connected (by separating the flat cables one by one in order).
I think that " connection error " can be reduced by wiring in such manner.


+++ Expansion and wiring work +++

" VLED + " seems to be needed about +20V (although the power supply voltage on " control board: B-100N " is +12V).
(By the way, even if the current is from about 20mA, the sreen seems to be visible)
This power supply will be supplied by stepping up with a " small DC-DC converter " (which I have purchased).
There is an empty space of just the right size (?) on the "control board", so I stuck it with double-sided tape on the insulating tape. (Left side of Fig.11)

The " Adjustment push button switch " is placed on the right side for convenience of wiring. (Right side of Fig.11)
"Push button switch" was \300 including tax for 10 pieces.

The flat cable used for " Connection " is a slightly special product called " FLEX-S2 ", and the pitch between each line is 0.635 mm. It's half as thin as a regular "flat cable". (Fig.12)
It's usually hard to get, but I happened to find it and bought it. (1m \ 1,636 including tax and shipping (Fig.12 [click]) It's thin and easy to handle, but the "wire stripper" can't handle it well, and sometimes it fails to "peel".


+++ Display status +++

This time, I thought that if there were no "major mistakes" (such as the reverse order of wiring), there would probably be no "wiring mistakes", so I went into the operation check for the time being.
The LCD side designation of this "control board" was for " SVGA (800x600) ", so it is not compatible with this " WVGA (800x480) ". I shouldn't see it properly, but at least I'll know the condition.

... The situation was not so bad, and I could see the design on the verge of " Win95 " before rise up. (Fig.13)
In this case, it can be considered that the wiring is working well.
However, with normal "VGA input", of course, only the out-of-sync "unreasonable screen" is displayed. (Fig.14 [click])

Correcting and arranging this is the next task.
[2021/01/26]
PC110 6-inch display using the chassis canceled

+++ Display panel designation / fixation +++

If communication via the 4 terminals for debugging can be performed normally with the master PC, turn on the power of " DSP110 " and The default status and contents are displayed on the " GProbe4 " screen on the master PC.
After "Batch processing" (writing), it is displayed (Fig.15), or it is displayed in the same way (Fig.16 [click]) on another " B-100N board ". Looking at it, it seems that the target LCD is fixed to " Samsung SXGA_LTM170E4_L01 ".
If the content of the custom μC“ SM5964 ” that supports“ gmZAN3L ”cannot be rewritten, I thought it would be impossible to support it.

No matter how I struggle, it seems difficult to adapt the WVGA-LCD to this with my current technical capabilities.
In other words, it is impossible to make a "DSP110" using the "WVGA-TFT-LCD" instead of the target LCD "SXGA" for the " B-100N " board.
So, this time I will stop. ... I would like to consider that " DSP110 " can be realized by another method.


+++ Handling of "B-100N" +++

The remaining "6-inch WVGA-TFT-LCD TM060RDH02 " and " Aitendo (former name Akihabara) made I thought about " DSP110 " for the purpose of utilizing B-100N board ", but apparently it turned out that this combination was impossible.

However, considering the liquid crystal manufacturing technology, I think it would be impossible to make an "XGA panel" with 6 to 7 inches.
Even if it can be done, I think it may be down to "7-inch SVGA panel" at best.
As for " DSP110 ", the 6-inch WVGA-LCD is probably the largest size for putting into the [DSP110] case.

The " B-100N board " may be possible to use in combination if "SVGA" or "XGA" is used for the target LCD (although I have not investigated it again).
There is only a document with a simple operation method (self-memo: Fig.17 [click]), but let's keep it as a record. ( Saved zip document )


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[2021/02/23)]
PC110 6-inch display "DSP110-6" using the housing completed
+++ Review of output end +++

Since I started working on the production of " 6-inch VGA display " for both necessity and use of scraps, " Aitendo control board B-100N " I couldn't deal with the mysterious state of it, so I stopped the production once.

But, I couldn't give up, and when I was checking these terminals with an oscilloscope, I noticed that the video signal output was coming from the terminal group ( CN6 ) that I shouldn't normally use...
However, the clock and synchronization signals come from the original terminal CN4 . (Fig.20 [click])

So, suddenly, I got motivated, restarted the terminal check, changed all the connections, and now I can operate it properly as a "VGA display"! This is a good day ♪ (Fig.19)


+++ Terminal group new connection table +++

I don't know what the cause is between the reference sheets attached at the time of purchase and the today's actual product, but they are quite different.
The big difference is
1. The output of the image signal was CN6.
2. The terminals of the RB(Red) signal group and the BB(Blue) signal group were switched mutually.
3. The jumper position for switching the output voltage is reversed. (Fig.21)
(The signal output becomes +3.3V on the +5V side)
4. There is no outlet for Vdd !
(Search around and use +3.3V of the jumper terminal for switching [+5V])
The connection table this time is a little strange, but it looks like Fig.22 [click].

It was quite interesting because I was doing it like a game to find out these ♪
However, the actual wiring change is quite troublesome !
The wiring group used for this is also the high-density FLEX-S2 (blind shade type) of OKI Densen for \3,300/5m tax and shipping included + \220 money transfer fee.
(I avoided the usual "flexible wire" because it is too thick and it is difficult to pass through the gap.)


+++ Screen position adjustment +++

Until now, I couldn't set various parameters using " GProbe4 ", but this time, it was rewritten smoothly.
The (self-made) "interface" (just a level converter for RS232C) used for it had a good "polyethylene case", so I put it in it. (Fig.23)
"Coupling" is done by soldering a 4-pin outlet under the board and connecting to it.
I found out that the power of " DSP110-6 " can be keep on, and that the rewritten settings can be turned off and on again.
It seems that (electronic) switching control only needs to be " Debug on " and " Debug off ".

For the rewriting data, rewrite the data of the module that seems to have similar functions in text format, create a new " dsp110_vga01.txt ", I read it with the "batch command" and executed it.

Since this "LCD module" is a WVGA-TFT, if it is displayed as it is, the "VGA screen" will stop to the left side.
In order to center this, a correction value of +85 was added to the horizontal sync back pouch.
Of course, I can use a WVGA screen (800x480) instead of a VGA screen (640x480), but I don't like the distorted landscape screen, so I'm just going to stick to the " VGA screen ".
It is also interesting to play with these values by changing them ! z(^^;


+++ Actual use test +++

I tried to display VGA of " PC110 " from "No.10: Katsuragi ". (Fig.25)
I was able to display it beautifully without any problems !
Also, the XGA screen of the sub machine ( VY21A/W-5 ) can be displayed in a reduced size. (Fig.24 [click])
(Although this is not very practical because the letters are too small)

This display has the drawback of having a large floor area and being slightly bulky.
If I can use it upright, I'll be able to reduce the occupied area a little more, so I'll look for a suitable stand.


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