[061219]

TP600Eを、Pen.IIIにしました

撮影してきた沢山の写真JPGファイルの中から適当なのをピックアップする際、「Irfan-View」で見ながら連続送りをするのですが、(その時の気分で?)結構もどかしく感じる事があります。
(左写真はその1枚。姫路・太陽公園内の展示物)

これをもう少し速く出来ないかと、CPUをCeleron 400MHzからPentiumIII 500MHzに替えてみました。

TP600EPen.IIIを載せても、そのままではL2キャッシュが使えないので、Power Leap社のフリーのイネーブラ(PowerLeap CPU Control Panel (CCP))を使わせて貰って活性化。(感謝!)

結果、数値的にはNL5605TPX21並みの速さになりました。下表は、1枚約1MBのJPGファイル50枚を「→印キー」を押し続けて送った時の所要時間を調べたもので、およそ2割強の改善でした。
CPUCPUクロックSysクロックL2キャッシュ
所要時間(50枚)
Celeron   TP600E
400MHz66MHz128KB110
PentiumIII TP600E
500MHz100MHz0KB100
PentiumIII TP600E
500MHz100MHz256KB80
Celeron   TPX21500MHz100MHz128KB80
Celeron   NL5605600MHz100MHz128KB80

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CPUの交換
一度TP600EPentiumIII 500MHzを載せてはみたのですが、L2キャッシュを働かせなかったので改善効果が感じられずに、元のCeleron 400MHzに戻していました。(先回の状況
(勿論、数値的にはクロックが速くなった分、それなりにアップはしていたが、体感的にはもうひとつで)
それに、キーボード枠が壊れた事もあって、再度CPUを交換するのにちょっと二の足を踏んでいました。

先日、京都で撮影して来た写真が200枚強と沢山だったし、やはりスピード改善をしたくなって、CPUの載せ替えを決心。
慎重に積み替え作業をして、今回は無事故で完了!

L2キャッシュの活性化
TP600EPentiumIIIを載せる場合、L2キャッシュを活性化するイネーブラが必要なので、これを探し回って「PowerLeap(PLeapCCP_V5)」と「CPUMSR 0.90」の2つを見付けました。
ところが、最初PLeapCCP_V5を試験的に組み込もうとしたら、何度やってもエラーで刎ねられる???
やむを得ず、CPUMSR(+LLA)を使ってみようとしたのですが、これは毎回手動でセットするタイプらしい?のでちょっと不便そう。

その後、再度(執念深くも)PLeapCCP_V5を試したら、今度は素直に組み込めました!
(何度もやり直した結果、どうやら、setup用ファイルをCドライブ上に置いて始める必要があったようです。Dドライブからでもいいかなと思っていたのですが、これがエラーの原因だったらしい)
尚、setup時にCPU種別がよく分からなかったので「others」にしましたが、これでもちゃんと働いているようです。
また、自動スタート用のショートカットは、「Administratorのスタートアップ」にセットしておかないと、“Access Violation”が起きます。

そのPleapCCPの組み込みと設定で、Win2000の立ち上がり後、自動的にL2キャッシュが有効に!
タスクバー上の右端が、そのアイコン。(郵便ポストと間違えそう(^^;?)

127エラー回避のため、BIOSのバイナリ・エディタで02hを0Ahに修正しておくのは、前回の通り

負荷軽減と作業分担
CPUの入れ替えによって、描画速度だけを見ると頭記のような“約2割の改善”と云う結果になりましたが、どうもまだ全体的な動作はTPX21などの方がキビキビして速い感じです。
そりゃまぁそうで、TPX21の方は、余計なもの?はあまり組み込んでいないからでしょう。

余計な仕事と云えば、実働マシンは沢山あるので出来るだけ仕事を分散・分担させれば、メイン機の負担を減らしてキビキビ働くように出来るはず。
そう思ってはいるのですが、やはり便利さにかまけて、ついついメイン機に仕事を集中させてしまいます。
(やはり、弱小淘汰と一極集中の時代なんですかねぇ)

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