PC110 TFTパネル化 9 6型
「PC110」に組み込む「TFTパネル」として、取り敢えず、5型に絞って探していたのだが、もし、前枠の“非純正さ”を我慢すれば、左寄り 6型のままでも使えるのではないかと考えた。
発売されなかった幻の“モノリス”の画面が左寄せなのも、その考えを尻押ししてくれた♪(You Tubeでのデモ例)
ただ、元の前枠を削って作り替えてしまうのは、大変勿体無いので、替わりに、ナビ機の前枠をそのまま使ってみた。左右を少しずつ削れば、ほぼ、サイズが合うものがある。
右側の無効表示領域は、百均グッズの「色画用紙-黒」を使って覆えばいい。
ちと難な“TrywinSmart”のマークも、(合作と考えれば?)ご愛嬌かも。(図2<クリック>)
今回は、フレキ切れ事故に遭った「PC110」のフレキを市販品に替えて、“6型TFTパネル化”を試みた。
やってみると、何とか、形になりそうな♪(図1)
今は、クリップで仮止め状態だが、これを、どうやって開け閉め出来るような形で、蓋(+本体)に固定するか?を、(寝ながら)考えている。
尚、プログラム(ct65535.com)の改良の方は、“1歩進んで、1歩下がる”の繰り返しで、全然進まず。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
+++ フレキの入替 +++
千切れたフレキの代わりになるものを探して、2種買った。
+30ピン、0.5mmピッチ、15cm長、逆、3枚で¥1,245店頭買い
+30ピン、0.5mmピッチ、20cm長、順、5枚で¥1,490送料込み
15cm長のものは、端子接点の向きが逆だが、後でこれは拙いと気が付いた。
(液晶向け)フレキのコネクタ部は、本体の「底板」と「キーボード枠」を外せば、覗けて、フレキの交換が出来る。(図3)
コネクタのロックを、細ドライバを改造したもので引っ張り上げて外し、フレキを差し替えた。(図4<クリック>)
フレキは、予め折って丸めておけば、後々の作業が楽になる。
その丸めた部分を、元の筒に上手く押し込めれば上出来なんだが、一寸折り曲げる長さが狂ったので、ピシッとは納まらなかった。
+++ フレキの長さ +++
白色のフレキは、1回限りなら、180度に折り曲げても断線はしないことは、昔教わった。
今回はその知識を活用して、(好ましくは無いのだが、)折り曲げ捲くった。(苦笑)
15cm長のは、長さは丁度良さそうなのだが、元の「PC110」のフレキとは接点の向きが逆なので、互換性を考えて、最後は使うのを止めた。
20cm長のものは、一寸長過ぎなのだが、折り曲げ々々しながら使えば何とかなるだろうということで、こちらを使うことにした。(図5)
基板同士はもっと近い方が良いと思うのだが、“フレキ長さ”でそれぞれの位置が決まってしまった。(図6<クリック>)
因みに、「30ピン・コネクタ」の方は、標準的な下側接点タイプだが、「40ピン・コネクタ」の方は上側接点タイプだ。
40ピンのコネクタは、偶々、見付けて買ったもので、標準的ではないかもしれない。まぁ、下側接点でも基板を裏返しにして結線すれば、どうってことはないだろうけど。
+++ コネクタ基板の配置・結線 +++
前の結線図を見ながら結線をしようとして、幾度も間違いそうになる。
こりゃいかん!と、基板を入れ替えた結線図に作り直した。(図8<クリック>)
面白いもんで、この図にしてからは、比較的スムーズに結線作業が進んだ。
...こいつを、プリント基板化したら、接続作業はすごく簡単になるんだがなぁ...と思いながら、他方では、『誰がやるねん?』...それに、量産向きのものではないから、無理・無駄!と否定的。
やはり、手配線が一番だ!(図7)
幸い、今回も一発で仕上がった♪
取り掛かるまでに(考え込んで)丸1日、取り掛かってから1時間で片が付いた。
+++ 6型パネルの前枠利用 +++
手元のジャンク箱に、6型ナビ機の前枠の中で、しっかりしたものが残っていた。
DTN-6700用か、あるいはDTN-6000用かは、はっきりしないが、(前枠が薄くてペラペラの)DTN-6500用でないのは間違いない。
「PC110」の裏蓋は、アームにビス留めすれば、一応は、開け閉め出来る状態になる。
其処へ、ナビ機前枠に納めた「6型パネル」を押し込むわけだ。
前枠の両側を数ミリずつ削る(図10<クリック>)と、ちょうど「PC110」の裏蓋の中に納まるはず。
だが、精密加工が極めて下手糞な当苑ゆえ、アームは丸出しだし、「6型パネル」の固定もちゃんと出来ていない。(図9)
まぁ、このアームも、塗料などで黒く塗れば、もう少し“様”になるかもしれない。
...しかし、こんなところにナビ機の前枠が使えるなんて、考えても見なかったが、捨ててしまった幾枚かが悔やまれる。