[021027]
TP310を、更にクロックアップしました
偶々、Amd K6-2の450MHz版を見付け、"安い!?"と思ったので買いました。(\2,480+税)
(表面にSiグリスなどの付着も無くて奇麗なので、動かなくて飾り?にする場合に、いじけなくてもよさそう)
今まで、(デスク・トップ代わりにしていた)TP310、K6-2(300MHz)を233MHzで動作させていたのですが、今回買ったCPUで400MHzに挑戦してみました。
色々ミスなどがありましたが、最終的に400MHzで動きました。これで遂に、このTP310が、当苑で最速(?)のマシンになりました。
しかし、キーのタッチは最低の部類に入りますので、また元の"デスク・トップ代わり"として納まりました。
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ミスった事
K6-2は、KEYピンを取らないと、TP310のソケットにそのままでは挿入できません。
で、間違えないように、角の1ピンを先細ニッパでパッチン!...
ところが、やっぱり間違えた!反対側の角のピンを切ってしまいました(オヨヨヨ!)。仕方無しに、もう一方の側もパッチン!
さあ、果たして、こんな事をした物が動くのでしょうか?載せてみると、やはり動きません.....
でも、よく見ると、どうもソケットのレバーのOPEN側が、ほんの少し開いているようです。もしや?と思って、今度は、差し込んだ細ドライバにかなり力を入れてCLOSE。コトッ!という感じで、閉まったようです。
そしたら、動き出しました。(ヨカッタ!)
SWの設定
SWの設定をしようとしたら、以前控えた資料が見当たりません。で、例によってサイト巡り(と言うより、直行です)。
今回は、batoさん処のCPU換装と、PONTAさん処のThinkPad315EDを参考にさせて頂きました。感謝! m(._.)m
設定は、電圧2.17V、周波数66MHz、倍率x6.0としました。
次回にまた、探し回らなくても済むように、上記の参考資料、それにIBM社の「310ハードウェア・メンテナンス・マニュアル」など参考にさせて貰いながら、表を作っておく事にしました。
(尚、SW1、SW3(Freq.)のデータはすべて、当苑のマシンで調べたものです)
SW1 | Volt | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 3.15 | off | off | off | ON |
| 3.15 | ON | off | off | ON |
| 2.92 | off | off | off | off |
| 2.92 | ON | off | off | off |
| 2.69 | ON | off | ON | off |
| 2.69 | off | ON | off | ON |
| 2.52 | off | off | ON | ON |
| 2.52 | off | ON | off | off |
| 2.52 | ON | ON | off | off |
| 2.37 | off | off | ON | off |
| 2.30 | off | ON | ON | ON |
| 2.30 | ON | ON | ON | ON |
| 2.17 | ON | ON | ON | off |
| 2.17 | off | ON | ON | off |
SW3 | Freq. | 1 | 2 | - | - |
| 33 | off | off | | |
| 50 | ON | ON | | |
| 60 | off | ON | | |
| 66 | ON | off | | |
SW3 | Multi | - | - | 3 | 4 |
| | 60 | 66 | | |
Amd | x3.5 | 210 | 233 | off | off |
| x6.0 | 360 | 400 | off | ON |
| x2.5 | 150 | 166 | ON | ON |
| x3.0 | 180 | 200 | ON | off |
Pen | x1.5 | 90 | 100 | off | off |
| x2.0 | 120 | 133 | off | ON |
| x2.5 | 150 | 166 | ON | ON |
| x3.0 | 180 | 200 | ON | off |
SW2 | Key | 1 | 2 | - | Rsv. |
| Eur. | ON | off | | |
| U.S. | off | off | | |
| Jpn. | off | ON | | |
SW2 | PsWd | - | - | 3 | Rsv. |
| Byps | | | ON | |
| Chck | | | off | |
SW1の位置は、左上写真の上部。
SW3は左下部の上側。
SW2はその下側です。
保護エラー?
始めは、Win95が素直に立ち上がりましたが、次に電源を入れると、「保護エラーが発生しました」と出て、停まってしまいました。"なぬぅ?やっぱ、この個体では400MHzは無理かっ!"と、一旦は諦めたのでした。
しかし、後でThinkPad関連のファイルを調べていると、Win95B、Cで、AMDのCPUでクロックを350MHz以上にする場合、マイクロソフト社から出されているパッチ当てが必要だと分かりました。(AMD社製K6(R)-2用のアップデート−既に消滅。別コピー)
これで処置した後は、特に問題も無く400MHzで動いています。
確認と評価.
WinTipで見ると、確かに400MHzになっていました。
また、Windsock(左写真の<クリック>で、その表示)で、当苑での最速機である事も確認できました。
でも、走らせていると、何だか、あまり速い感じがしません。常用機のTP560Eの方がずっと速い感じ。
そこで、HDBENCHで測ってみました。
すると、「ALL」では、TP560Eに負けています。個別に見て行くと、大方の項目は勝っているのに、どうやら「HDD」で大きく負け越しているようです。折角のCPUのクロックアップも効果が薄い。
結局、高速のHDDを搭載した方が、CPUのクロックアップよりも効果が高いという事の再確認になってしまったようです。
(まあ、クロックアップはお手軽でいいのですが、効果としたら、こんなものかな?
...それにしても、HDBENCHの結果は、体感速度とよく表わしているようです。
(このベンチ・マークが、よく使われているのも肯づけますね)
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