[030301]

TP310でも、USBを試しました.

当苑で、USBカードが扱えるCardBus装備機は、TP760ELだけだと思い込んでいたのですが、よく考えたら、TP310もPCMCIA部に同じTexas Instruments社の「PCI-1131 CardBus Controller」を使っています(左図)。んなら、TP310でも、USBカードが使えるはず!

と言う事で、TP310で、TP760ELでやったのと同じ事 (メルコ製のUSBカード(IFC-USB2CB)で、USB機器が使えるか?)をやってみました。結果は、なかなかヨロシ!
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前準備.
TP310のHDには、今、Win95が入っています。まず、これに「追加USB」を組み込んで、使えるかどうかやってみました。結果は、ダメ!
(必要なUSBホスト・コントローラがひとつ、どうしても組み込めない(/無い?)みたいなのです。代わりに、上記USBカードのコントローラを(ダマシで)入れてみようとしたけど、やっぱ「Win95は、不可!」って)
止む無く、Win98でやる事にしましたが、折角整備してあるWin95を消して入れ替えるのも勿体無いので、ちょうど遊んでいるFujitsu製20GBの流体軸受けHDに替えて、これにWin98を入れる事にしました。

途中のドタバタ.
Win98をインストールする途中で、思わぬハプニングに見舞われました。ヒューズを4回飛ばして、最後に電解コンデンサが、大爆発(ボン!!!

(インストールの途中で、突然本体の電源が落ちてしまい、スイッチを押しても電源が入りません。調べたら、5Aのヒューズ断。
(手持ちが無いので)細い/やや太い銅線で代用し、切れる度に段々太くしていって、替えること、実に4回。

そしたら、突然、大音響と共にCPUの周りから煙が吹き出した!思わずPCを放り出して、椅子から飛び上がりました。およよっ!

初めは、流体軸受けHDDの電流負荷が大きいせいで、ヒューズが飛んだのかな?位に思っていたのですが、実は(基板裏のCPU近くの)コンデンサの不良:リークによる過大電流のせいでした。
切れないヒューズ(?銅線!)にしたら、発熱後爆発!ってわけ。

しかし、このコンデンサ、焼け焦げていて元の値が分からないので、代用品として、廃棄予定のAMiTY VPの基板から、目に付いた適当な大きさのコンデンサを剥がして来て半田付けしました。(容量は、多分100μF10V位でしょう。+-の極性は、一瞬だけ電源を入れてみて、テスタで確認。これで、今の処は、正常に動いてます)

設定.
このTP310では、TP760ELの場合と違って、CardBus指定は、BIOSで行えます(IBMロゴ表示時、F2キーでBIOS設定入り)。
ドライバ類は、例によってLAN経由でやりましたが、組み込みはいずれも至極順調で、特に引っ掛かる事もありませんでした。

結果.
TP760ELよりも、こちらの方が安定しているようです。
動作中や呼び出し中でなければ、USB機器のコネクタを一度外してから再度差し込んでも、正常に復活します。(TP760ELの場合は、USBカードそのものを差し直さないとダメなのですが)

TP760EL,TP310でUSBが使える事が分かって、それはそれでよかったのですが、本音はTP230Cs,TP530Cs辺りで何とかならぬかと、考えている事は確かです)

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